注文住宅の間取りはいつまで変更可能なのか、セカンドオピニオンでの話

「間取り変更」のご相談がありました

先日、ホームページから、RC鉄筋コンクリート造の賃貸マンションの間取りのご相談を受けました。

すでに着工していて早急に間取りの変更案」が欲しいご希望でした。

今回のブログは、そのエピソードを交えて「間取りはいつまで変更可能なのか」「変更にならない為のポイント」を書いてゆきたいと思います。

 

間取り図

賃貸マンションの間取りのエピソード
・着工後に間取りの欠点に気づく

相談のオーナー様は、賃貸マンションを建築しようと、知り合いの建設会社に設計と工事を依頼をしたとのことでした。

着工後に、賃貸管理を依頼する不動産会社に間取りを見せたところ「この間取りは借りる人が少ないと言われたそうです。

(どんな間取りだったかは、依頼者のいる話ですのでここでは書きません。少しだけメルマガにだけ書いておきます。)

 

・建設会社に間取り変更を依頼

このことを建設会社に指摘し、間取りを変えたいと話をしたところ、工事も進めてるし、最初は出来ないと言われたそうです。

交渉した結果、建設会社から「構造計算のやり直しにならないように、コンクリートの壁は動かさない範囲で間取り変更は認めますが、基礎工事が終わるまでの期限までにお願いします」と言われたそうです。

 

・「セカンドオピニオンサービス」を利用することに

その後、建設会社の設計から間取りの提案をiろいろ受けたのですが、期限が迫っても気に入ったものがなかったそうです。

そこで、オーナー様は当設計事務所のをホームページの間取りのアドバイスや診断を行う「セカンドオピニオンサービス」を知り、ご相談となりました

その後、間取りの提案をし、オーナー様は計画を進められてゆきました。ありがとうございました。

 

・注文住宅はいつまで

さて、今回の賃貸マンションは、着工後でも建設会社に間取り変更はしてもらえたようです。

では、家を建てる際は、いつまで間取りの変更可能なのでしょうか?

 

 

賃貸マンション

目次

1,契約後に間取りのトラブルがある

2,契約前に図面のチェックが原則

3,契約後、注文住宅の間取り変更はいつまで出来るか。

4,変更が多いと現場でトラブルが

5,最後にアドバイス

 

1,契約後に間取りのトラブルがある
・多い契約後のトラブルに

住宅メーカーなどで話を進める際、車のあおり運転ではないですけど「今月契約してくれれば、何万円値引きします」「このグレードのキッチンお付けします」など契約をせまってくるケースを聞きます。

間取りもあまり固まってない状況で、契約をしてしまって、後々トラブルになるケースも多々あります。

先の賃貸マンションの建設会社と同じように「テレビCMでやってる大手ハウスメーカーだから大丈夫だろう」と良く考えないで契約しないほうが良いです。

注文住宅の場合、「こんなはずじゃなかった」と、せっかくの夢のマイホームが台無しになり、失敗後悔してしまいます。

 

2,契約前に図面のチェックが原則
・住宅メーカーや工務店によって、契約後変更が出来ないケースがある

ハウスメーカーや工務店によって、契約するとまったく変更できないケースがあります

何日までに契約したら何万円値引きするからと、営業に言われ「とりあえず契約するか」とサインすると「えっ」と言うことになります。

何とかして欲しいと言っても、法律的には、契約の効力の方が強いので、住宅メーカーとトラブルになると施主側が負けてしまいます

 

・納得してから契約を

その為、間取りや仕様が、納得していない状態での契約はお勧めしません。

契約前に営業マンが出来るといったことが、契約後にそんな話はしていないと言うトラブルは良く聞く話です。

また、少し変更したのに、契約後は割高な追加金額を請求されるケースもあります。

間取りや仕様や追加金額で心配な場合は、契約書などに記載してもらうか、「覚書」など一筆入れてもらうと少しは安心できるかもしれません。

ただ、書いてくれるかはわかりません。

やはり納得していない状態での、契約はお勧めしません

(値引きしてくれたからで納得してはいけませんね。)

住宅展示場




3,契約後、注文住宅の間取り変更はいつまで出来るか。
・契約後、いつまで間取り変更が可能か?

住宅会社では、契約は大まかな間取り図面でおこない、契約後に、施工図という現場でも使える詳細な図面を書いてゆくのが一般的です。(設計事務所も大概はそうです。)

そして詳細図面の間取りで、施主様に見てもらい承諾を得てから、確認申請など着工に向けてスタートしてゆきます。

(ただし、工務店などによっては、了承得ることなく着工することもあるので注意が必要です。)

無料で変更出来る時期が、大まかな図面の段階までなのか、詳細図面で了解するまでなのかは、住宅メーカーや工務店によっても違います。

これも確認が必要です。

 

・構造計算後は、費用が発生する

コンクリート住宅などは、確認申請などで構造計算の審査があります。

また、木造の3階建てでも、構造計算が必要です。

構造計算が終わった後の間取り変更は、計算のやり直しとなり、多額の費用がかかると思った方が良いです。

 

・審査後は変更できない場合がある

確認申請という新築住宅の審査が終わった後、基本的には間取りの変更は認められません。

ただ少しの設計変更は認められるようになってきました。

あくまでも認めるかは、住宅メーカーや工務店ではないので、審査機関の判断を聞きにいかなければならず、時間とお金がかかります。

設計変更が認められない場合は、確認申請のやり直しとなります。

もしやり直しする場合の確認申請に係る費用は、何十万円もかかります。

また着工してしまうとやり直しは認めてもらえないので、設計変更は出来ないということになります。

 

・着工後だと、材料代から人件費の割り増しがかかる場合がある

着工後の設計変更で作り直しさなければならない場合材料などが無駄になるだけでなく、撤去費用廃棄処分費新たな材料費用のほか、職人さんも働く期間が長くなるので人件費も増え、建築価格も多くかかることになります。

大工

大工さんは、一生懸命に作ったものを壊すのは大変嫌がります。

設計段階の間取り変更であれば、プラン図面の中での変更ですみます。

その段階で、納得するまで間取りを作り直す方が、余計なお金もかからず良い家になってゆきます。

私はご依頼者様に「工事中の変更はお金もかかりますから、今の段階での間取り変更は、気になされず、遠慮なくおっしゃってください」とお話しています。

間取り変更、たいへんけっこう(大いに結構)。あまりうまくないダジャレでした。(笑)

 

・変更による工事期間の延長がある

お施主様の都合による変更は、引き渡しが延びる場合があります。

材料が間に合わない、職人さんがいないということが起こりえます。

(北海道札幌は、材料を航空便で送ってもらうと高くなります。)

引き渡し日が決まっている場合だと、その為、変更できないことがあります。




4,変更が多いと現場でトラブルが

・変更が多いとトラブルに

変更が多いと現場で間違いが多くなります。

変更された図面が、工事店の職人さんまで届いてなかったり、複数あるとどれが正しいか分からなくなり、古い図面で工事してしまうことが起こりえます。

現場監督が古い図面を持ってたりするのは最悪ですね。

私も現場に行くと、間違った図面で進めてないか、持ってる図面が最新版なのかを見るようにしています。

設計士

・余裕を持った間取り設計を

契約後の間取りの変更は、少ないほうが間違いが少なくなります。

でも、図面を見ると「ここはこうしたほうが良いかな」とか見れば見るほど気になってくることも確かです。

また、一生に一度の大きな買い物ということもあり、だんだん不安になってくることもあるかもしれませんね。

それには契約までに、しっかり打合せをし納得いく間取りを作ることが大切です。

その為には、少しゆとりを持った準備期間が大切になります。(あせって契約してはなりませんね)

 

5,最後にアドバイス

間取りで迷った場合、第三者にアドバイスをもらうのも良いです。

身近に設計されている方がいらっしゃれば聞いてみるのが良いかもしれません。

ちなみに冒頭の話のように、当事務所では、注文住宅の設計のほかに、間取りサポートサービス(お持ちのプラン図面を診断しアドバイスするセカンドオピニオンサービス(全国対応))など注文住宅のお悩み相談も行っています。(詳しくはホームページをどうぞhttps://lifehome-sekkei.com/

 

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最後までお読みいただきありがとうございました。

皆様の住まいが、より良くなり、楽しく幸せに暮らせますように。

 

・ブログを書いている設計士の紹介

打ち合わせの様子

田中昭臣(たなかあきおみ)1級建築士、宅地建物取引士

建築設計事務所「ライフホーム設計」代表

*注文住宅の主としたハウスメーカーで設計を経験し独立。

貴方の想いをカタチに、一緒に作る住マイルな住まいを目指しております。

詳しいプロフィールはコチラ

代表プロフィール
「ライフホーム設計」の設計士の「田中昭臣」と申します。 設計スタイルを押し付けることなく、お施主様との対話を重ねて、住みやすい家を造れるよう日々努力しています。 簡単な自己紹介 昭和38年(1963年)に札幌市の生まれ。 就職まで父の仕事の...

 

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