注文住宅で2階にリビングにした場合の間取りのブログの6回目のお話です。
前回まで、「階段の上り下りが多くなる」デメリットを消すブログでしたが、今回から、「子供の様子が分かりずらい」デメリットを消す手法を書いてゆきます。
おさらい
2階建てリビングの場合、1階子供部屋だと子供の様子が分かりずらい
2階リビングで1階に子供部屋だと、子供は、リビングを通らないで外出や帰宅が出来る為、行動が分かりずらいデメリットがあります。
顔を合わす頻度も減るので、何も対策をしないとコミュニケーション不足になりやすいと考えられます。
2階リビングでも、子供とコミュニケーションを取れる間取り
1、子供部屋を2階にする。
同一階にリビングと子供部屋があるのが理想です。
リビングを通って子供部屋の間取りが出来ます。
組み込み式車庫(インナーガレージ)の間取りのように、1階の面積が大きい場合には比較的作りやすい間取りです。
2、洗面所、浴室などはリビングを通る間取りにする。
家族の生活動線が、リビングを通らない間取りだと、家族同士が顔を合わせる回数が減ってしまいます。
洗面や浴室などの生活動線を、家族のいるリビングを通らせるなど、工夫が大切です。
但し、2階洗面、浴室の場合は、排水音が大きいので、配管が1階の寝室など通らないような配慮が必要になります。
3、LDKにスタディカウンターを設ける間取りに
子供を子供部屋など個室で勉強させずに、リビングやダイニングなど親の目が届く場所で勉強させる「リビング学習」という勉強方法が最近は人気があります。
良い面と悪い面がありますが、子供とのコミュニケーションが取りやすいリビングに、学習カウンターを設ける間取りも良いかと思います。
小部屋を作る設計の手法もあります。
4、玄関が見える位置に吹抜けを設けて、キッチンやリビングから見えるようにする、
家族の外出、帰宅が分かりずらいのが、2階リビングのデメリットです。
玄関そばに2階LDKから見える吹抜けがあると、家族の出入りの様子が分かるので、「お帰り」「行ってっらっしゃい」など声が掛けやすくなります。
札幌など北海道は、玄関の冷気が入らないよう風除室や暖房などの対策が必要になります。
5、玄関ドアに鈴や、センサー付きチャイムなどを付けて出入りが分かりやすくする。
2階にいても人の出入りがわかるように、玄関ドアに音の鳴る鈴やセンサー付きのチャイムを付けるやり方もあります。
防犯対策にもなります。
パナソニック https://www2.panasonic.biz/ls/densetsu/ha/signal/wireless/
ドアベルは昔の喫茶店のイメージがありますね。
ちなみに、北海道では「ベル」派と「ソラチ」派にジンギスカンのタレは分かれています。(関係なくてすいません(笑)。混ぜる人、味付き派のほか生ラムマトンなど、色々こだわりがありますが、続きはメルマガに)
6、1階子供部屋と玄関が隣り合うと、出入りが分からないので避ける。
玄関の真横に、子供部屋があると出入りが把握できないので、なるべく避けるべきです。
また、誰にも気づかれずに自由に出入りできるテラス窓(掃き出し窓)も、1階子供部屋に付けないほうが良いです。
(ブログの最後に、後悔しない子供部屋のブログ「子供部屋は、4.5畳の広さとリビング階段の間取りで、注文住宅は後悔しない」も読めるリンクを付けておきます。)
今回も、最後までお読みいただきありがとうございます。
次回は、残り2つのデメリットの解消方法をお知らせいたします。
(過去のブログの下の方ににリンクを張ってます。)
皆様の住まいが、より良くなり、楽しく幸せに暮らせますように。
*ライフホーム設計の設計士が書く、過去のブログもどうぞ。
子供が、間違いをおこさない後悔しない間取りとは
コミュニケーションが取れる居心地の良い家づくり
2つ以上の子供部屋の間取りは
「2階にリビングと子供部屋があるプラン」の参考になるブログ
ストレスを溜めない注文住宅の2世帯住宅の間取りとは
ひとつ前⑤のブログを読み直す
この続きの2階建てリビングのブログ⑦
欧米の家族との会話と大切にするLDKの間取り
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田中昭臣(たなかあきおみ)1級建築士、宅地建物取引士
建築設計事務所「ライフホーム設計」代表
間取りの悩みをスピード解決する「住マイル設計士」
*注文住宅の主としたハウスメーカーで営業設計を経験し独立。
「一級建築士としての建築知識」と「税金や融資、登記や不動産の知識」も併せ持つ設計士です。
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