最近の注文住宅の間取りは「収納」へ要望が多い

最近、注文住宅の間取りの要望で、特に増えてきてるのが、「収納部屋」です。

「ランドリークロゼット(洗面室にあるクロゼット)」「ファミリークロゼット(家族で共有するクロゼットルーム)」「パントリー(食品庫)」など、設計相談の際にリクエストされるようなってきました。

 

玄関で人気の収納は「SIC(シューズインクローク)」「SC(シューズクローク(シューズクロゼット))」「土間収納」

玄関で人気の収納は、「SIC(シューズインクローク)」「SC(シューズクローク(シューズクロゼット))」「土間収納」と呼ばれる靴のまま入れるの玄関の収納部屋のことです。(3つに大きな差はあまりないです)

これらの玄関の収納は、雪国札幌でも、大きなメリットがあります。

ただ、デメリットもあるので間取りを作る際、後悔失敗しないよう注意が必要です。

玄関の床

ちなみに、昔から住宅の部屋の名称は、何故かカタカナに変換されています。(居間→リビング、収納→クロゼットなどなど(SUMMOなど雑誌社が作ってるのでしょうか))

 

シューズクロークのメリット
玄関回りに収納したいものは意外と多い

玄関で収納するものは、靴や傘が一般的です。

それ以外にベビーカーや、ゴルフバックをはじめアウトドア用品などもあります。

これらが置けるスペースがないと、狭い雑然とした玄関になってしまいます。

収納の足りない玄関

パナソニックhttps://sumai.panasonic.jp/interior/shuno/cloakbox/

 

雪国札幌では、雪のついた衣服や子供のスキーも

冬の北海道は雪が降るので、衣類や靴などが濡れてしまいます。

特に雪の降ってるときの雪かきは、コート(ジャンバー、ダウンジャケット、アノラック(笑)など)のほか、手袋、帽子なども濡れてしまいます。

(ちなみに、手袋を「履く」は北海道外では言わないらしい)

玄関で脱いで入らないと、家の中が濡れてしまうので、それら衣類も収納したいところです。

また、お子様のスキー用具は、シーズン期間中、玄関に置くことが多いので、収納スペースを確保したいところです。

スキー道具

冬の防寒着にヤッケというものもあるが、若い人には通じないかも(北海道弁?)

 

雪国では、除雪道具も

雪かき道具を、玄関前に置いておくのを、美観的に嫌がる方もおられます。

雪のない地域の方は、分からないかもしれませんが、雪かき道具は1つだけでなくて、押したり、運んだり、硬い雪を割れるタイプ、軽い雪用など何種類もあるので、結構スペースが取られてしまいます。

それらを、屋外で収納が出来ない間取りの場合は、玄関内に置くことを考えなければなりません。

除雪道具

 

これらが置ける収納があると、玄関回りがすっきりします。

玄関回りには、このように置きたいものが多くあります。

玄関に大きめの収納を付けると、それらがすっきり片付きます。

 

シューズクロゼット

大建工業https://www.daiken.jp/product/detail/storage/18100270.html

 

家相、風水的にも有効

信じる人だけで良いのですが、家相や風水的にも、雑然とした玄関は良い気が入ってこず、淀んだ悪い気が溜まるそうです。

 

趣味で生かせる広い土間収納

以前、スキーが趣味の方が家を建てる際、ワックスをかけられる広さの収納部屋を玄関そばに付けれました。

また、ご夫婦でゴルフが趣味な方の家を設計した際は、玄関横に、ウェアや帽子、シューズ、バックが沢山収納できる「ゴルフ部屋」を作りました。

私のテニス仲間は、家を建てる時は、スポーツ道具を入れる収納のほかに、「ラケットのガットを張れるスペースが欲しい」という夢を持ってる人もいます。

収納部屋

 


シューズクロゼットのデメリット

注文住宅で間取りを作る際、シューズクロゼット(クローク)でのデメリットに気を付けなければなりません。

対策も併せて書いておきます。

1、物を置きすぎてしまう。

玄関そばの収納は、奥までもっていかなくて済むので、便利なメリットがあります、

ただ逆に、何でも置いてしまって、物のたまり場になるデメリットがあります。

使わないものや、部屋の収納に入れるものまで置いてしまい、結局玄関にまであふれかえってしまうケースがあるとよく聞きます。

対策は「家族のルール決め」や「必要な広さの検討」

対策として、自分の部屋のものなどは置かない「家族のルール」が必要になります。

また、間取りを作る上でも、どれくらいの広さが必要かよく考えないとなりません。

その場合でも、余裕を持った収納の広さにしないと物があふれて後悔します。

物の整理

 

2、臭い、湿気がこもる。

シューズクロゼットには、靴の臭いなどの対策が必要です。

また、湿気もたまりやすくなります。

換気対策が必要

臭いや湿気がこもらないよう窓を設置します。

窓を付けられない場合は、空気の流れを作る換気計画が必要になります。

設計段階で、給気口や換気扇などあるかチェックすることが大切です。

換気

3、積雪地、北海道札幌では、冬は湿気が溜まりやすい

北海道札幌など雪国は、冬の濡れたコートや手袋、雪が着いた冬靴などの水分で収納が、じめじめします。

暖房による対策を。

北海道札幌など雪国は、収納に暖房があると、乾きやすくなります。

床に暖房のパイピングをしたり、パネルヒーターを設置します。

特に、タイル床にパイピングを行うと、常に床が乾いた状態になるので、見た目がキレイです。

冬、靴も履いた時に、暖かく快適です。

床暖房のパイピング

INOAC http://www.inoac.co.jp/juukan/product/pdf/e-danbousystem.pdf#search=’%E5%BA%8A%E3%83%91%E3%82%A4%E3%83%94%E3%83%B3%E3%82%B0′

冬の履物

冬の暖かくした履物と言えば、木下藤吉郎の信長の草履?

 

次回、設計のポイントを

シューズクロゼットには、ウォークイン型やウォークスルー型などいろいろ種類があります。

扉の付け方など間取りのポイントもありますので、次回、お伝えしたいと思います。

このブログの下の方に、次のブログのリンクを張り付けています。

 

シューズクロークの2通りの間取り

最後までお読みいただきありがとうございました。

皆様の住まいが、より良くなり、楽しく幸せに暮らせますように。

 

*ライフホーム設計の設計士が書く、ほかのブログもどうぞ

https://lifehome-sekkei.com/index.php/blog/

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ここからはブログを書いてる設計事務所のCMです。

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