よく眠るには、リラックスできる部屋にすることも大切です。
後編のパート2では、気分良く眠りやすい寝室にするにはどうすればよいかというブログです。
また、最近の注文住宅で少し増えている夫婦別々の間取りの例も書きたいと思います。
目次
1,寝やすいリラックスできる空間に
2,部屋のおしゃれなインテリア
3,寝室の快適で安全な広さ
4,ご夫婦別々のベットルーム
5,最後に
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1,寝やすいリラックスできる空間に
・部屋をすっきりさせる
部屋がすっきりと片付いていると、落ち着いて眠りやすくなります。
物をごちゃごちゃ置かないようにする間取りが、大切かもしれません。
またモノが置いてあると掃除もしずらくなります、
寝室は、綿埃(わたぼこり)が出やすい部屋ですので、掃除がしやすくほうが、寝やすく体にも良いかと思います。
掃除をしないと、羊を飼っているかのような綿埃がいっぱいになりますね(笑)。
・作り付けの収納にする。
昭和の頃の間取りのご依頼は、花嫁タンスと呼ばれる嫁入り道具として購入された大きな3つの「和ダンス(着物)」「洋服タンス」「整理タンス」を寝室におく要望が多かったです。
ただ近年はタンスを置かずに、作り付けのクロゼットにする間取りが一般的になってきました。
そちらの方が、眠る空間と分けられる間取りになるので、部屋がすっきりします。
視覚的にも家具がない方が、すっきりして広く見える効果もあります。
ちょっと一言
・壁面クロゼットも工夫次第で、大容量に。
最近の収納は、壁面を利用したクロゼットと、中に入れるウォークインクロゼットに大きく分けられるかと思います。
たくさん入れようと思うウォークイン型になるのですが、壁面クロゼットも、パイプの設置の工夫によって容量を増やすことができます。
例えば、パイプを上下に設置すると、多くの洋服がかけられるようになります。
最近は建築費も上がってきているので、限られた空間を有効活用ですると建物も縮小できるので価格を下げることができます。
クロゼットの参考例
たくさん収納できるクロゼットのブログ
・人気のウォークスルー型のウォークインクロゼット
ウォークインクロゼットも、最近は2方向から出入りができるウォークスルー型が人気があり増えてきました。
出入口が2つあるので、ウォークインクロゼットをご夫婦の服をゾーン分けできるメリットがあります。
ベットの枕元側にあると、すぐ着替えられます。
また洋服が目線に入らないので、すっきりと見えます。
・ファミリークロゼットも寝室がすっきりする
人気のファミリークロゼットも、寝室と別室にクロゼットがあるのですっきりします。
また洗濯した洋服も各部屋に持ってゆかなくてすむので家事も楽になります。
物を置かない方が、掃除もしやすく快適な寝室になるかと思います。
・休憩、快眠のポイント①
入浴もすっきりして、眠りやすくなります。
2,部屋のおしゃれなインテリア
・落ち着いた色合いの方が寝やすい
色鮮やかな色は、交感神経を刺激し気分が高まりますが、寝室は、落ち着いた色合いの部屋にした方が安眠しやすくなります。
また同じ白色でも、若干暗めの中間色のオフホワイトの方が気分が落ち着くといわれています。
・アクセントクロスや木目やエコカラットなどでおしゃれな空間
部屋に1面だけ、壁紙の色合いを変えるアクセントクロスや木を貼ると少しおしゃれになります。
木材を天井に貼るのも、寝たときに癒された感じになります。
また。エコカラットなどの調湿効果のある建材もアクセントでオシャレになります。
ウッドワン https://www.woodone.co.jp/
・照明器具はリラックスできる電球色タイプが望ましい
人は光の色によって、快適であったり不快に感じることがあるそうです。
照明器具で用いられる電球色のオレンジ色はリラックスでき、蛍光灯色のような青白い昼白色は、脳を活性化させ活動的になるそうです。
そのため、ゆっくり休まれたい寝室の照明は電球色が望ましいとされています。
パナソニック https://panasonic.jp/life/housework/100038.html
寝る前のスマホやテレビは直接、目に光が入るので眠りづらいといわれています。
照明器具も、直接光源を見られないダウンライトや間接照明がより眠りやすくなります。
・休憩、快眠のポイント②
快眠のポイントとして寝具も重要になります。
体に合わないマットや頭に合わない枕だと寝ずらくなります。
また、寝ている間、けっこう汗をかいているといわれています。
洗い立てのシーツやまくらカバーだと、清潔な環境でリラックスして気分良く眠れるかもしれません。
3,寝室の快適で安全な広さ
・洋室より和室の方が広く必要
和室で布団を敷いて寝る場合、布団の周りに空間がないと圧迫感があります。
ベットだとヘッドボード(頭の部分)が壁についていても、違和感がないですが布団の場合は、壁から少し布団を離さないと圧迫感があります。
また、部屋とは別に布団をしまう押入れが必要になります。
パナソニック https://sumai.panasonic.jp/sumu2/basic/vol7/02.html
部屋が広くても圧迫感があることもある。(笑)
・タンス家具を置く場合は置き場所に注意
お着物入れる桐ダンスなどを、寝られる部屋に置くケースがあります。
また畳の部屋(和室)で、布団を敷いて寝られる方も意外と多いものです。
阪神淡路大震災の際は、家具の倒れによる災害も多かったようです。
間取りを考える際も、家具の転倒を頭に入れたレイアウトで設計することが大切です。
ちなみにタンスに転倒防止の金物などで固定しておくとより安全です。
・クロゼットの方が部屋の広さは狭くできる
地震時の家具の転倒で被害にあわず、安心して眠るにはある程度の広さが必要です。
家具を置く場合は、寝床に転倒してきても安全なように余裕の空間を設けると、8畳前後くらいは必要かもしれません。
部屋に物を置かないクロゼット型なら6畳でもよさそうですね。
・ダブルベットを置く間取りの注意点
ご夫婦の寝室がダブルベットの場合、両サイドが空けるスペースが必要があります。
ツインベットだと片側が壁にくっついていてもベットに入れます。
でもダブルベットの場合、通路がないと人をまたいでゆくか足元から飛び込まなければなりません。
通路がないと寝具にダイブすることになる。
・休憩、設計よもやま話①
学生の時の設計の授業の際、師曰く「寝室は、夫婦の時間の際に子供がやってきても時間が稼げるよう、ドアはベットが見えずらい開き勝手にせよ」とお話しされていました。
社会に出てドアを下記のような見えずらい開き勝手にしたところ、なぜこの向きが良いのかをお子さんいる前では説明ができませんでした。(笑)
それからは、説明できないので普通の開き勝手に。
・休憩、快眠のポイント③
眠る前に軽くストレッチを行うのも、良いといわれています。
4,ご夫婦別々のベットルーム
・二人で暮らす間取りでは別室は意外と多い
年配の方が家を建てたりリフォームをされる際、夫婦別室の間取りを希望されることも近年増えました。
パートナーの歯ぎしりやいびき、何度もトイレに起きるなどや加齢による眠りづらさが要因かもしれません。
間取りは隣同士の部屋で、引き戸などでつなげておくのが一般的です。
・夫婦の部屋をつなげた一般的な間取り例
・寝室を離していても様子が見られる間取り
リラックスして眠るには離した方が良いケースがあります。
ただ高齢になって万が一のこともあるので、お互いの様子がちょっとわかる方が良いかもしれません。
下の参考例の間取りは、普段はクロゼットなどを挟んで距離を取って寝ますが、体調の優れない心配な時は、扉を開けておけば様子が見られるようになっています。
・夫婦の部屋を離した間取り例
・休憩。設計よもやま話②
夫婦別室の間取りは、プランのご依頼の際に「うちは夫婦仲はよいのですが、寝室は分けてほしい」と前置きをされることが多いです。(設計あるある話かもしれません。)
5,最後に
・よく眠れる寝室で、健康で豊かな人生を
寝室は家で過ごす時間では、一番目か2番目に長いとも言われる部屋です。
ここで快眠ができれば、起きている時間、健康で豊かに過ごすことができます。
家を建てる際に、寝室を落ち着いた環境の間取りにして、おしゃれでリラックス出来るインテリアにすることは、家づくりでもとても重要なことかと思います。
すぐ下に今回の寝室に関するブログを載せておきます。
参考になりましたなら幸いです。
*もう1回、パート1から読み直してみる
*いろいろな工夫したクロゼットを紹介
*お金持ちの家は、清潔ですっきりしている?
*安全な注文住宅で建てるには、家具の配置も大切になる
*おしゃれな家にするのには映画やテレビにヒントがある
*道路から離れた静かな土地
*飾りつけで楽しい家に
今回のブログが少しでもみなさまの快眠できる寝室の参考になりましたなら幸いです。
最後までお読みいただき感謝いたします。
あなたの間取りがより良くなり、楽しく幸せに暮らせる家が建てられますように。
ここから設計事務所のCMです。
・ブログを書いている設計士の紹介
田中昭臣(たなかあきおみ)1級建築士、宅地建物取引士
建築設計事務所「ライフホーム設計」代表
*注文住宅の主としたハウスメーカーで設計を経験し独立。
(建築実績100棟以上、現在も月に2,3棟の間取り設計に関わる)
貴方の想いをカタチに、一緒に作る住マイルな住まいを目指しております。
詳しいプロフィールはコチラ
・北海道札幌の設計事務所「ライフホーム設計」のこと
あなたの「思い」を「かたち」に「一緒に作る」注文住宅。
対話を大切し、住みやすい間取りのオシャレなデザイン住宅を作ります。
北海道の札幌市近郊のの一戸建て、新築、建て替えの平屋建て、二世帯住宅など注文住宅の間取りのお悩みは、「ライフホーム設計」で個別相談を!(初回相談は無料)
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