7月の下旬に、名古屋と京都に行ってきました。

名古屋と京都で見てきた建物をご紹介いたします。

二葉亭外観玄関面

名古屋近代化の歩みを伝える「文化のみち」

名古屋城からほど近いところに、「文化のみち」というエリアがあります。

名古屋の近代化の歩みを伝える、多くの建物が残されており、散策できるようになっています。

二葉亭外観

「二葉亭」日本初の住宅メーカーが建築

文化のみちのエリアに「二葉亭」という建物があります。

設計工事をしたのが「あめりか屋」という日本初の住宅専門の会社です。

当初は、アメリカから組み立て式の規格材を持ち込み、ハウジング事業を始めたようです。

居間を中心とした、イスによる洋風の間取りを設計の基本してたようです。

今回公開されていた二葉亭も、リビング(大広間)を中心の間取りで、2階への階段もありました。

 

二葉亭の間取り図

二葉亭の間取り図

 

 

 

大広間の様子

大広間の様子

リビングに造り付けの椅子を造作し、窓にはステンドガラスが使われていました。

 

二葉亭の階段

リビング階段

曲線を生かした階段で、リビングから2階に上がれる間取りになっていました。

 

基礎がレンガ積み

 

二葉亭の基礎の様子

基礎がレンガ積みだったことが見られるようになっていました。

 

床材

床材2

床材も部屋によって変わっていました。

 

分電盤の様子

分電盤の様子

呼び鈴

呼び鈴

コンセント

コンセント

スイッチ

スイッチの様子

電気設備が、とてもレトロでした。

 

2階の廊下

2階の廊下は足元までガラスで開放的

 

玄関はやはり内開きでした。

内開きの玄関ドア

玄関ドアは、内開きでした。

内開きと外開きの違いについては ライフホーム設計のブログ「欧米と日本の間取りの違いは。2、不審者を撃退する、洗濯物を干さない。」をご覧ください。

https://lifehome-sekkei.com/index.php/2019/01/19/flow-line-plan-2-3/

 

ちなみに先週、札幌の芸術の森の「テオ・ヤンセン展」見てきたのですが、同じ会場のある「有島武郎」の家も、玄関ドアは内開きでした。

有島武郎邸外観

有島武郎邸玄関ドア

内開きから外開きに変わっていった歴史などを、調べてみるのも面白いかもしれませんね。

 

テオヤンセン展

ちなみに、テオ・ヤンセン展

テオ・ヤンセン展も、面白かったです。

テオヤンセン新聞記事

8月5日の北海道新聞の朝刊

ライフホーム設計の協賛

石狩浜で動かすプロジェクトには、少しだけご協力させていただきました。

*風を食べて動く生命体「テオ・ヤンセン展」は、9月1日まで、http://event.hokkaido-np.co.jp/theo/

京都では2人の近代建築家の建物を見てきました。
京都文化博物館を見てきました。

 

京都文化博物館外観

京都文化博物館の玄関
東京駅を設計した辰野金吾さんと弟子による建物

辰野金吾さんと、お弟子さんの長野宇平治さんが「日本銀行京都支店」の設計をされたのが、現在、京都文化博物館として利用されています。

辰野金吾さんは、東京駅を設計された有名な建築家です。

赤いレンガと白い石を組み合わせたデザインが特長です。

5月の東京駅の様子

東京駅外観

東京駅の全景

東京駅全体

東京駅内部

京都博物館は、国の重要文化財ですが、内部は自由に見られます。

明治の洋風建築で、国の重要文化財になっています。

内部は、催し事に利用され、自由に見られ、写真撮影もOKでした。

旧日本銀行京都支店の内部、京都アニメーションポスター展

ちょうど、京都アニメーションのポスター展をやっていました。

亡くなられた方の、ご冥福をお祈り申し上げます。

また、負傷された方が、1日も早く回復することをお祈り申し上げます。

 

辰野金吾さんと弟子の二人は、北海道にもゆかりが。

日本銀行小樽支店設計は、京都支店と同じく、辰野金吾さんとお弟子さんの長野宇平治さんのお二人です。

日本銀行小樽支店の外観

小樽支店は、レンガの上にモルタルで仕上げて、石造り風に仕上げています。

日本銀行小樽支店と辰野金吾

小樽支店には、辰野金吾さんを紹介する展示がされています。

小樽も、内部観覧は無料ですので、自由にご覧いただけます。

小樽支店では、1億円を持ち上げるコーナーで、重さを体感できます。

札束を見る人

日本銀行旧小樽支店金融資料館 https://www3.boj.or.jp/otaru-m/index.html

 

 

京都のホテルは、村野藤吾さんの設計のホテルに宿泊しました。

 

都ホテル外観

都ホテル京都

以前、掲載いたしました建築家「村野藤吾」さんの設計したホテルに宿泊いたしました。

村野藤吾さんのことは、当ブログの「角(かど)が丸い住まいのちょっとしたデザイン。トランプ大統領と村野藤吾氏と映画「みんなのいえ」」を参考にしていただければと存じます。

https://lifehome-sekkei.com/index.php/2019/05/31/design/

 

丸栄本館

名古屋でも、村野藤吾さんが設計したデパートを見ようと思いましたが、あいにく再開発になって、残念ながら見ることが出来ませんでした。

 

 

丸栄本館

写真は日経新聞より。 右側一面のモザイクタイルのデザインが有名でした。

 

名古屋、京都と回ってた間に、小学校時代に毎日遊んだ友と、高校大学時代に毎晩語り合った友と会食でき、楽しいひと時を過ごすことが出来ました。

 

このほかも、建築物を見てみましたが、実際に見るといろいろ勉強になります。

また、見てきた建物を、ご紹介できればと存じます。

 

欧米と日本の間取りの違いは。2、不審者を撃退する、洗濯物を干さない

角(かど)が丸い住まいのちょっとしたデザイン。トランプ大統領と村野藤吾氏と映画「みんなのいえ」

現代でも、十分に生かせる昭和の家~家族と向き合うリビング

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