今日はクリスマスですね。

子供たちは、うちに煙突が無いから、サンタさんはプレゼントを、持って来れないのではないかと、心配していたかもしれませんね。

 

サンタクロースが入れる煙突のある家

新築で引っ越してきた際に、荷物が入らないトラブルをよく聞きます。

失敗しない為に、持ち込み家具が搬入できるか、契約前に「この家具、引っ越しの時、大丈夫ですか」と聞いておくと良いでしょう。

 

分解できない家具がある。

 

和ダンス、ソファーは注意

 

家具は、組み立て式や上下に、分解できるものが、ほとんどです。

でも、分解できないものもあります。

大きな家具で、和ダンス、ソファーなどが、結構あります。

 

また、箪笥だと、引き出しを出した際、何かにぶつからないかを、考えておかないとなりません。

北海道だと、パネルヒーターに当たるケースが、多いかもしれません。

設置できても、使用に差し支える場合があります。

家具をどこに置くか考える際に、チェックしておきましょう。

 

大きなソファーがある応接室

 

新しい家具の購入は、完成近くか、完成後の方が無難

 

図面で、購入する家具が入るかを、確認することは大事なことです。

でも、図面だけだと、慣れてないと立体的なイメージを、つかむのは難しい面があります。

思っていたより大きくて、圧迫感があることがあります。

 

お勧めなのは、完成後に購入です。

部屋のイメージが、出来てからの方が良いかと思います。

 

 

観葉植物とソファーのあるリビングルーム

 

新居同時購入は、リビングソファーの高さに気を付けたい。

 

新居に引っ越しに合わせたい場合も、部屋の雰囲気が分かる工事まで、進んでからの購入をお勧めします。

最近は、低いリビングソファーが多いですが、背の高いものは、圧迫感が出るものもあります。

 

2階に大型家具を搬入する場合は、廊下、ドア幅、階段をチェック

折り返しの階段

大型家具は、廊下が曲がりくねったプランや、ドア幅が狭しと入らないケースがあります。

2階に設置する場合、階段から上げることが無理なケースもあります。



3階建ては特に階段のチェックを

3階建ての2階は特に厳しいことが多いです。

それは、階段の天井が斜めで、高さも斜めになるからです。

階段の斜めの天井を現した図面

冷蔵庫、洗濯機は大きさがバラバラ。

 

冷蔵庫は、実は設計屋さん泣かせです。

大きさが、まちまちだからです。

設計士に、寸法は必ず伝えましょう。

 

また、最近では、冷凍庫を使用される方も多くなりました。

必要なスペースを伝えておきましょう。

 

洗濯機も、ドラム式は奥行きが必要で、取り出すためのスペースが必要です。

2槽式洗濯機は幅を取ります。

こちらも伝えておきましょう。

 

 

大きな荷物がある時は、親子ドアに。

 

玄関ドアの片開タイプと親子ドアの有効幅の比較

最近玄関ドアは、片開きドアが主流になりつつあります。

でも、引っ越しの時は、親子ドアが便利です。

道路からまっすぐ入らないで、クランクしてはいる場合は特にそうです。

室内のドアも、親子ドアにしたり、幅広タイプの引き戸もあります。

大きなものが入る場合はそちらにしておいた方が良いでしょう。

奥行きのない玄関ポーチの設計プラン

 

仏壇は開いた状態で、どれくらいスペースが必要かも考える。

 

仏壇は、扉を閉めた状態より、開いた状態の大きさが大切です。

また、床置きか、一段上げるのかもあります。

イメージを伝えましょう。




失敗しないためには、設計プランに、寸法を書き込んでおく。

 

プラン段階から、家具の寸法を入れておく

 

間取り図に、あらかじめ持ち込む家具類の寸法を入れておくと良いです。

設計士も、その大きな考えながら、プランを考えてゆけます。

ベットの寸法を記載した間取り図

 

家具は、出来れば設計の人に測ってもらう

家具寸法は、出来れば設計の人に測ってもらうと良いです。

家具も、結構凸凹あります。

また、コンベックスと言う金属製のメジャーを持っています。

裁縫用のゴムのメジャーや物差しだと、長さが短いので、誤差が出やすからです。

 

ピアノは専門業者に確認を。

ピアノが置いてある洋室

 

グランドピアノは足が外せるものが多いのですが、アップライトピアノは分解できません。

また、計算上は搬入可能でも、重たいピアノなどは2,3階設置の場合、クレーンでないとダメな場合もあります。

ピアノ引っ越し専門業者に確認をしていただいたほうが、間違いはないです。

でも、2階以上に設置する場合は、万が一のこともあるので、道路側の窓などを、ピアノが入る大きさにしておく方が無難です。

 

プランを作る前に、持ち込み家具のリストを作っておき、設計者に相談することが一番

自分たちで家具まで考えるより、設計者も含めて間取り図を作るの方が良いでしょう。

間違いないのは、持ち込む家具のリストを作っておいて、実際、設計者に測ってもらうのが良いです。

それを、プラン図に書き入れてもらうと、家具が入るか入らないか失敗しません。

持ち込み家具で後悔しないのは、寸法を測るメジャーを持っている設計士さんを選ぶことかもしれませんね。

私は、メジャーをカバンと車に、二つ持っています(笑)

最後までお読みいただきありがとうございました。

皆様の住まいが、より良くなり、楽しく幸せに暮らせますように。

 

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田中昭臣(たなかあきおみ)1級建築士、宅地建物取引士

建築設計事務所ライフホーム設計」代表

*注文住宅の主としたハウスメーカーで設計を経験し独立。

(建築実績100棟以上、現在も月に2,3棟の間取り設計に関わる)

貴方の想いをカタチに一緒に作る住マイルな住まいを目指しております。

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