昔、SMAPというグループの歌に「セロリ」という曲がありました。
その歌詞に「育ってきた環境が違うから、好き嫌いは否めない・・・」とありました。
http://j-lyric.net/artist/a002907/l00731d.html
仲の良い夫婦でも、家を建てる時に一度は必ず喧嘩する、と言われています。
ケンカしない為にはルールを作ることが大切です。
多い意見の違い
1、選ぶ会社は、構造か、センスか
男性は、構造や造り方で頼みたい会社を選んでゆきます。
女性は、外観や内装のデザインが、自分のセンスに合う会社かどうかで選んでゆきます。
ご主人の気に入った工法の会社のセンスが、奥様に合わないケースがあります。
2、間取りは、部屋の広さか、生活のしやすさか。
男性は、休日重視の、「リビングを広くゆったり」「本を読みたいから書斎が欲しい」などの要望があります。
書斎は「日曜ゴロゴロしてテレビ見てるだけで、本なんて読んだの見たことない」と、却下ということは多いかもしれません。(笑)
(書斎を作るには、本を読んでいるというアリバイが必要ですね)
奥様からは、普段の生活が重視の、炊事や洗濯などの、使いやすい家事動線の要望が一番あります。
広さを取るより、食品庫など収納を多くしてをスッキリした生活を望まれる方も多いです。
限られたスペースの中での、せめぎあいがあったりします。
3、決断を急がせる。
女性の方が、迷っている時の会話で喧嘩になるケースが多いです。
工事店から、「〇日までに決めてくれないと工事が間に合わない」と言われているときに「早くしろ」「どっちでも同じだ」と言ってしまうことで、バトルが始まります。
特にキッチン選びは、毎日使用するものですから、真剣に選んでるところに、「やいのやいの」と言われると大喧嘩になりかねません。
喧嘩にならないために、まずルール決め
1、予算をオーバーする極端な要望をしないこと
全体の予算の中で、反対されている要望を押し通して、大幅に建築費がかかることはしないほうが良いです。
建築した後も、尾を引いてしまいます。
2、決定するところを振り分ける
お互い要望を出し合って、こことここはご主人の希望を、そことそこは奥様の希望にするなど、振り分けられると喧嘩になりずらいです。
振り分けた部分に関して、予算内で決定したものは、お互い口を挟まないようにすると良いです。
3、時間はゆとりをもって。 特にキッチンなどは、早めにショールームに。
注文住宅は、いろいろ選べる楽しさがあります。
でも、決めなければならないところも多くあるので、余裕を持った時間が欲しいところです。
特に、キッチンは時間をかけてしっかり選びたいところです。
余裕をもって選んでいただくには、家の計画をスタートした時からでも、ショールームに行っても良いかと思います。
早い段階でキッチンで予算を使いそうなら、別なところを削って予算を回すことが出来ます。
また、口を挟まず、奥様に任せる方が良いです。
プロに相談するのが早道
数多くの解決案を持っている
数多く手掛けている設計士などに相談すると、解決案や妥協案を持っている場合が多いです。
お二人で考えて解決するより、多くの引き出しを持っているプロに相談してみましょう。
会社選びからも、相談にのってもらえます。
間取りは、複数のプランを作ってもらう。
意見がまとまらない時は、複数のプランを作ってもらうと良いです。
住宅メーカーの設計は、経験の浅い人もおり、また、設計ではなくて営業マンが考えてるケースも多いからです。
設計士と直接、打合せする場合は、要望は必ず伝えましょう。
却下された書斎なども、「この部分に少し狭いですが出来ますよ」とかアイディア出してもらえる可能性があります。
まとめ
以前、ご主人はガッチリした構造が希望で、奥様は輸入住宅が希望の方がいらっしゃいました。
その方は、鉄筋コンクリート構造で、内部は天然木を多く使った、内外が全く違う家を建築していただいた経験があります。
その家は10年以上たちますが、とても満足されています。
喧嘩せず楽しく住宅を作ってゆくには、セロリの歌のように、お互い理解しあおうとする気持ちが大切です。
初回相談無料ですよ。
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・ブログを書いている設計士の紹介
田中昭臣(たなかあきおみ)1級建築士、宅地建物取引士
建築設計事務所「ライフホーム設計」代表
*注文住宅の主としたハウスメーカーで設計を経験し独立。
(建築実績100棟以上、現在も月に2,3棟の設計業務に関わる)
貴方の想いをカタチに、一緒に作る住マイルな住まいを目指しております。
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