家族で食事をしながら楽しい会話が出来るとハッピーですよね。
今回のブログは、ダイニングキッチンでよいコミュニケーションが取れる成功する住まいをお伝えします。
目次
1,ダイニングキッチンの間取り編
(1)コミュニケーションが取りやすい間取り
(2)和風モダンな小上がりのある間取り
(3)テーブルがないLDK、テーブルしかないLDKの間取り
2,「ダイニング」のワンポイントアドバイス
(1)キッチンの床を下げると会話しやすくなる
(2)楽しいダイニングは、テーブルの高さや形も大切
(3)内装や照明で雰囲気つくりが大切。
最後に
1,ダイニングキッチンの間取り編
(1)コミュニケーションが取りやすい間取り
・ダイニングは、普段は顔を合わせやすい動線計画
普段、家族が顔を合わせやすいところにキッチンとダイニングがあるのが、コミュニケーションを取りやすくなります。
(2)和風モダンな小上がりのある間取り
・休日は畳コーナー小上がりで食事する
平日は、皆忙しく、あまり家族がそろって食事が取れないことも多いのではないでしょうか。
休日は皆がゆっくり食事できる「小上がり」や「畳コーナー」「リビング横の和室」のプランは最近人気があります。
普段は、対面キッチンのカウンターや食卓テーブルを利用し、休日は雰囲気を変えて、たたみの上でくつろいで食事という設計はいかがでしょうか。
畳の下に収納できる堀座卓(コタツ)。
大建工業 https://www.daiken.jp/product/zousa.html?part=10582
(3)テーブルがないLDK、テーブルしかないLDKの間取り
・食卓テーブルのない間取り
食卓テーブルは必要ないという間取りの家庭も意外と多いです。
ダイニングスペースを無くして、リビングスペースを広く希望される方などです。
また、子供が多かったり、2世帯同居など家族が多い家庭では、既成の6人掛けテーブルでは対応できないので、やむなくそうされている事もあります。
普段から和室や小上がりで食事されている家もあります。
ダイニングで勉強させるのも有効ですね。
・食卓テーブルのみの間取りも
反対にリビングにソファーセットがない家もあります。
食事だけ家族で一緒にして、あとはそれぞれの部屋でくつろぐという生活の家族です。
大人だけで生活される注文住宅では案外と多いです。
2,「ダイニング」のワンポイントアドバイス
(1)キッチンの床を下げると会話しやすくなる
・上から目線にしない
心理的に、人は上から見下ろされる視線に対して圧迫感を感じ、同じ目線だと安心感があって会話しやすくなります。
(子供と会話する時、同じ目線の高さまで下がったほうが良いと、言われることと同じですね。)
高級な飲食店のカウンター席は、お店の人とお客様の視線の差を少なくする為、調理場の床を一段下げているところもあります。
以前、これを住宅でも応用して、キッチンの床を一段下げた設計をしたことがありました。
・ハイチェアでなくダイニングテーブルのイスが使える
キッチンの高さが85cm、食卓テーブルが70cmの高さなので、対面式のオープンキッチンのカウンターの高さだと、食事している人は少し高めのイスに座らなければならないのですが、キッチンの床を15cm下げるとちょうどよい高さになります。
カウンターキッチン用のバーやスナックのような高い椅子(カウンターチェア)ではなく、食卓テーブルの椅子が利用できます。
但し、キッチンとダイニングに段差が出来るので、注意が必要です。
(2)楽しいダイニングは、テーブルの高さや形も大切
・飲食店によって違うテーブル高さ
飲食店によってテーブルの高さが違います。
ファストフードの牛丼屋さんなどは、高めの席のカウンターで、居酒屋さんなどは堀座卓(こたつ)のような低めのテーブルが多いかと思います。
これは目線が高いと、心理的に不安定で居心地があまりよくなく、低いと安心した気持ちでリラックスできるからです。
ファストフードは、さっと食べて帰ってもらえるとお客さんの回転率が上がり、逆に、居酒屋さんなどでは長くゆっくりしてもらった方がたくさんおかずを頼んでもらえるので儲かるからです。
ホテルのラウンジや高級クラブなども、ゆったりとした低めのソファーですね。
・リラックスして食事するなら低めのダイニングテーブル
目線が低いほうが安心感があるので低いダイニングテーブルを使用するのも良いです。
一般的な食卓テーブルは、高さが70cm前後ですが、低いタイプのものもあります。
低いタイプのものの高さは60cm前後になります。
・低いテーブルのメリット、デメリット
低いテーブルはちいさいお子様が使いやすいです。
また、テーブルが低くなることによって、圧迫感が少なくなり部屋の広がり感が違って、開放的な空間になります。
身長の高い方だと、足元が少しきゅくつになるかもしれませんね。
・食卓テーブルは楕円形が理想。
真正面に向かい合って話し合うのは、緊張するものです。
向き合わない、少し円形の食卓テーブルが、リラックスして話が出来ます。
(3)内装や照明で雰囲気つくりが大切。
家族で会話をするには、少し落ち着いた雰囲気つくりが必要です。
休日の夕食時にテレビを消して、普段より照明など少し落として、ゆったりとした家族の時間と空間と作れるのが良いかと思います。
家庭のルール作りも必要ですが、照明器具の選択も重要です。
電球色の吊り下げ式のペンダントライトが失敗しませんが、ダウンライトやスタンドなどでも良い雰囲気が出さます。
最後に
間取りで、家族のコミュニケーションを取る方法は、いろいろあると思います。
今回はダイニングキッチンによる方法をお伝えしました。
食事の時間を使って、コミュニケーションを図ることは必要かもしれませんね。
ダイニングで、家族の絆が、深まればよいですね。
ブログ最後までお読みいただきありがとうございました。
皆様の住まいが、より良くなり、楽しく幸せに暮らせますように。
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田中昭臣(たなかあきおみ)1級建築士、宅地建物取引士
建築設計事務所「ライフホーム設計」代表
*注文住宅の主としたハウスメーカーで設計を経験し独立。
貴方の想いをカタチに、一緒に作る住マイルな住まいを目指しております。