前回、2階リビングにするメリットとデメリットについて書きました。

今回からは、デメリットの解消方法について書いてゆきます。

二世帯住宅や3階建てで、2階にリビングの間取りで注文住宅で計画中の方もご参考に,

お読みいただければと思います。

デザイン階段

おさらいです。

2階リビングの間取りのメリットが、

1、明るく開放的

2、プライバシーが保ちやすい

3、間取りの自由性が上がる

 

2階リビングの注文住宅のデメリットが、

1、階段の上がり下がりが多くなる(老後の不安)

2、子供の様子が、分かりずらい

3、盗難に遭いやすくなる。

4、夏が熱くなる

の4点でした。

 

まずは「階段の上がり下がりが多くなる(老後の不安)」の解消方法について書いてゆきます。

勾配のきつい階段

 

1、階段の上がり下がりが多くなる(老後の不安)の解消方法

 

1-1、2階リビングの、原則は「負担の少ない楽な階段」

2階リビングは、どうしても上がり下がりが多くなります。

回数が多いと足腰の負担が大きくなります。

老後が、生活が出来るかという不安もあります。

いくつか解消方法がありますが、原則は階段を楽にすることです。

 

1-2、階段を緩やかにする
・階段の段数を増やす

階段の1段の高さを低くすると、勾配が緩やかになり、上りやすくなります。

階段の段数を増やすと緩やかになります。

1階が標準的な天井高さであれば、14段から15段で登りきる段数が一般的ですが、16段、17段、18段と増やすと階段が緩やかになります。

きついこう配の階段と緩やかな階段

 

・踏面を長くする

また、踏面を長くすると緩やかになります。

階段の踏面

 

踏面の違い

 

1-3,階段のカタチ

怪我防止のために、直線階段は避けたほうが無難

階段での踏み外しなどの転落事故は、住宅の事故でも、2番目の多さで発生しています。(交通事故より多い)

頭と体のバランスの悪い幼児や、筋力が少ない老後のことを考え、踏み外した際、最下階まで落ちやすい直線階段(直階段)は避けるのが無難です。

直階段

*男女で転がり落ちると、体が入れ替わったするので、直線階段は危ない。(笑)

直線階段の映画で有名なのは、日本は「鎌田行進曲」、欧米では「アンタッチャブル」の乳母車が落ちてゆくシーンですかね。




*階段の上り方は、L型、U型の方が安心

落下しても、途中で止まる「L型(かね折れ)」(90度廻り)、「U型(コの字、折り返し)」(180度廻り)の階段の形状は、ケガが少なくてすみます。

 

回り階段

踊り場があると、さらに安全

少し休めむことのできる踊り場があるのが、一番事故も小さく安心です。

 

階段の踊り場




2,階段の間取りのポイント
ゆとりのある階段の設計は、階段スペース(面積)が増えることに注意
緩やかな階段は、段数が増えたり、踏面が広くなるので、面積(スペース)が必要になります。
間取りにおいて、注意が必要です。

階段の広さの違い

階段は、最初の間取り設計が大切。建築後のリフォームは大変。

建築後のリフォームで、階段の段数や上り方などの形状を変更するには、新しく付け替えることになります。

付け替える工事は、半月くらいは日数がかかり、工事期間中は、階段の上り下りが出来なくなります。

2階にキッチンや洗面、浴室などがあると生活が出来なくなります。

工事費以外に、仮住まい費用なども掛かる為、多額の出費になってしまいます。

建築後、そうならないよう最初の間取り設計が大切になります。

階段廻り

子供の絵が飾られた階段

 

今回もお読みいただきありがとうございました。

憂鬱な階段ではなく、楽しい「楽になる階段」になるのが理想ですね。

 

次回も「2階リビングのデメリットを減らす方法」の続きを書きます。

年々価格が下がるホームエレベーターはもっと身近になる可能性が大きいです。

(ブログの終わりの方に、今回の続きのリンクを張っておきますので、是非どうぞ!

皆様の住まいが、より良くなり、楽しく幸せに暮らせますように。

 

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もう一度、前回のブログを読み返す。

2階リビングで、後悔しない間取り①メリットとデメリット

今回のブログの続き、2階リビングシリーズ第3回

激安なホームエレベーターを将来設置できる住宅に,2階リビングの後悔しない間取り③

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田中昭臣(たなかあきおみ)1級建築士、宅地建物取引士

建築設計事務所「ライフホーム設計」代表

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*注文住宅の主としたハウスメーカーで営業設計を経験し独立。

「一級建築士としての建築知識」と「税金や融資、登記や不動産の知識」も併せ持つ設計士です。

貴方の想いをカタチに、一緒に作る住マイルな住まいを目指しております。

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