2世帯住宅は、親世帯も子世帯もメリットのある住まいです。
ただ間取りは、世帯を分けた方が良い場合や一緒にしたほうが良い場合があります。
今回は、二世帯住宅のメリットを生かした間取りの作り方や注意点を書いてゆきます。
目次
(1)2世帯住宅のメリット、デメリット
(2)二世帯住宅の間取りの種類
(3)共有型か分離型にする選択の仕方
(4)2世帯住宅の間取りの注意点
a,キッチン、浴室、寝室の位置が大切
b,完全分離型は、建築基準法と融資に注意
(5)2世帯住宅のポイント
(6)2世帯住宅は税金対策が効果的
(7)2世帯住宅の実例間取り図
A、同居型2世帯住宅の間取りの実例図
B、分離型2世帯住宅の間取りの実例図
C、完全分離型2世帯住宅の間取りの実例図
1)2階建て、完全分離型2世帯住宅
2)3階建て、完全分離型2世帯住宅
3)左右型、完全分離型2世帯住宅
まとめ
(1)2世帯住宅のメリット、デメリット
2世帯住宅の大きなメリットは、親世帯側は老後の安心感、子世帯側は、子育ての協力と建築費用が安くすむことがあげられます。
デメリットは、顔を合わす機会が増えるのでプライバシーが保ちづらいことです。
・二世帯住宅は、住まわれる家族に変化
ひと昔前は、同居されるのがご主人のご両親が圧倒的に多かったですが、最近では奥様のご両親ということも珍しくなくなりました。
また、お父様かお母様のどちらかの片親との同居も増えています。
また昔と比べて適齢期も遅くなった為か、親世帯の家に未婚のご兄弟や姉妹も一緒に住まわれるケースも見られるようになりました。
以前、親子ではなくて兄弟姉妹の2世帯(所帯?)住宅を建てたこともありました。
(2)二世帯住宅の間取りの種類
・共有(共用)型と分離型がある
二世帯住宅の間取りは、玄関も水回り(キッチン、お風呂)も一つの「共有(共用)型」と、玄関は一つで、水回りが別々の「分離型」、玄関も水回りも分かれている「完全分離型」に大きく分かれます。
共用型や分離型でも、ミニキッチンがあったり、キッチンは2つあるけど浴室は1つとかなど複合型の様々なパターンがあります。
分けられている数が多いほど自分たちが自由に使えることやプライバシーが保たるメリットがあります。
逆に多いほど、キッチンや浴室などが増えるので建築費用(コスト)は、高くなるデメリットがあります。
(一般的には200~300万円位と言われています。)
共有型でもキッチンは分けたい要望も多い
・分離型の間取りの分け方は、上下型か左右型
分離型(完全分離型も含む)の親世帯と子世帯を分け方は、上の階と下の階に分ける上下型と、縦割りの右左型があります。
・それぞれのメリットデメリット
上下階に分ける間取りの方が、お互い平屋建ての感覚で住めるので移動が楽で生活がしやすいので一般的な間取りになります。
左右型は、移動は階段を使わなければならないデメリットがあり体の負担が出てきます。
ただし、上の階からの子供の足音などが無いので、生活音は気になりません。
理想的なのは左右、上下型のハイブリットな親世帯が上に子世帯の無い平屋の間取りかもしれません。
・上下型は、上の階に親世帯の選択も検討
親世帯は階段が必要ないので1階にすることが多いのですが、1階より2階の方が陽当たりが良く、明るい生活が出来ます。
リタイヤ後、日中に家にいることの多い親世帯を上の階のプランはメリットがあります。
日当りが取りずらい敷地では効果があります。
また、2世帯住宅で困り事で多い、子供の足音などの上階からの音がないメリットもあります。
「孫が元気なのは良いことなんだが・・・」
・親が上の階に住む場合はホームエレベーターも
予算があればホームエレベーターの設置も良いかもしれません。
建築コスト的には2階建ての場合、250万円~300万円位でしょうか。
パナソニックホームエレベーター https://sumai.panasonic.jp/elevator/home-elevator/
・ホームエレベーターだと3階建て、4階建ても
以前、3世帯住宅を建てた場合、1階に1世帯(お一人)、2階に1世帯(お一人)、3階、4階に1世帯(子世帯、4人家族)の分離型のコンクリート住宅を建てたことがありました。
その際、エレベーターは3階までにしてコストを抑えたことがありました。
敷地が狭い場合に2世帯住宅を検討されている方は、ホームエレベーターを設置する間取りもありだと思います。
ホームエレベーターは5階建ても対応可能。
・両世帯で使えるセカンドリビングも
完全分離型の2世帯住宅でも、両世帯で集まれるセカンドリビングの部屋が出来ると楽しいかと思います。
以前、両世帯が利用できるホームシアターを作ったことがありました。
当初は1世帯が入れるくらいの部屋の予定でしたが、カラオケの機械やピアノを入れたり、小さなシンク(流し台)や冷蔵庫を設置することにしたら、せっかくだから両世帯が入れるくらいの部屋にしようと大きな部屋になりました。
お住まいされてからは、「休日は自分たちのリビングで過ごすより皆でこちらの部屋で過ごすことが長い」と活用されているようでした。
(3)共有型か分離型にする選択の仕方
・世帯を分けるわけないかは仲の良さが重要
共有型と分離型だと、2つの世帯の顔を合わせる機会が違ってきます。
特に完全分離型だと顔を合わせる回数がほぼ無いことになります。
逆に共有型は、家の中では頻繁に会うことになります。
その為、性格や仲の良さによって、分離型か共有型かを選ばれたほうが良いと思われます。
テレビのサザエさんやちびまる子ちゃんのように、家族が仲が良い場合は、全く分けない間取り(共有型)もありだと思います。
逆に「嫁姑」の相性や、かなり気を使いあうようでしたら、間取りは分けた間取り(分離型)が上手くいくかと思います。
ちなみに分離型の方が、無難で後悔失敗しない間取りではあります。
ここは、予算もありますので家族でよく話し合った方が良いかもしれませんね。
・片親の場合は家事がどれだけできるかがポイント
片方の親との2世帯住宅の場合は、炊事洗濯などの家事がどれだけできるがポイントになります。
家事が苦手だったり、年齢が高くて出来ない場合は、共有型でも単世帯住宅に近い、一部屋増やしただけの半同居の間取りが上手くいく場合があります。
共有型は、日々の料理は親世帯が担当と言うことも多い
(4)2世帯住宅の間取りの注意点
a,キッチン、浴室、寝室の位置が大切
・生活リズムが違う
一般的に若い方は「夜型」年配の方は「朝型」の生活リズムになると言われています。
生活時間帯が違うので、お互い寝ている時間に「炊事」「洗濯」「入浴」などの音で、安眠を邪魔される可能があります。
・水回りの位置が重要
その為、親世帯の寝室の近く(上部)に子世帯のLDKや洗面、浴室などの水回りがあると音が気になって寝られないことがあります。
また子世帯の寝室のそばに、親世帯の水回りなどがあると休日など朝ゆっくり寝られないこともあります。
後悔失敗しない間取りを作る上では、寝室と水回りの位置が重要です。
一般住宅でも、水回りの下に寝る部屋を持ってこないほうが良い。
・玄関と寝室の位置が近いのも問題が
玄関のそばに寝室があると安眠の妨げになることもあります。
それは帰宅時間が遅いお仕事の方や、早く家を出なければならい職業の方の間取りは注意が必要です。
忍び足で帰宅
b,完全分離型は、建築基準法と融資に注意
・完全分離型の際は、共同住宅(マンション)に見なされることがある
中で行き来をしない完全に世帯を分けてしまう場合、建築の審査を受ける際に、間取りによっては共同住宅(アパートやマンション)扱いされる場合があります。
簡単に他人に貸せる間取りは、親子が住むと言い張っても、図面の審査で、アパートとして見なされることがあるので気を付けなければなりません。
多く見られるのが2階まで外階段で上がってきて、それぞれの世帯の玄関がある間取りです。
3階建て以上の場合は、避難や防火が厳しくなるので特に注意が必要です。
共用する階段などがあると(一般の)住宅とみなしてくれないことがあります。
当然、住宅よりマンションのような共同住宅の方が、建築の基準が厳しく、またその分だけ建設費用もかかります。
建築基準法のほか消防法の規制が強くかかります。
・対策としては
中で行き来が出来るになっている間取りは、完全分離型でも一戸の住宅に見られます。
また、行き来が出来なくてもそれぞれの玄関が道路と玄関が直接出入りできる共用部分の階段やポーチがない間取りは、長屋建て住宅と言って共同住宅のような厳しい規定を受けなくてすみます。
・住宅ローンもチェックが必要
住宅ローンは、住宅だと融資してもらえますが、アパートとみなされると貸してもらえなくなります。
(金利が高いアパートローンになります。)
また完全分離の場合、中で行き来が出来ない場合は、一つの世帯分しか貸してくれないことがあります。
ここは各銀行の判断になります。
住宅の融資を利用する場合は気を付けなければならないポイントです。
(5)2世帯住宅のポイント
・高齢者対応のバリアフリー仕様に
親世帯は、将来のことを見据えて、バリアフリー(高齢化)住宅にしておけると安心です。
車いす対応までできると安心です。
また、世帯が変わっても住めるよう長持ちする住宅にしておくのも良いかもしれません。
国土交通省 「長期優良住宅」https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000006.html
長期優良認定住宅 https://www.hyoukakyoukai.or.jp/download/pdf/chouki_sin_2020_1.pdf
・家事や建築費用、光熱費の負担の取り決めを
家事もどちらがするのかを決めておかないと、住んでからもめる原因にもなります。
また金銭面の建築費の費用のほか、維持費や光熱費の負担の割合も決めておかなければなりません。
玄関一つで水回りは2つに分ける間取りの場合、それぞれの世帯の電気や水道の使用量の分かる子メーターを付ける方法もあります。
その際は、系統分けするので、あらかじめ工事を依頼するハウスメーカーや工務店に依頼しておかないとならないので注意が必要です。
メーターが見えーたー(笑)
・同居しない親や兄弟の部屋の有無も
兄弟や姉妹がいる場合、そこは実家になるので離れて暮らしている場合、帰省時に泊っていくことがあるのかを考えておかなければなりません。
その場合は、予備室を1部屋増やす間取りにしなければなりませんね。
また、ご主人側の親と同居した場合、奥様の親が遠方の場合は、泊ることがあるのかを考えておくのが良いかもしれません。
・プライバシーの確保 インターフォン、宅配ボックス
同居型の場合、相手のスペースに入りがちになります。
入ってきてほしくないスペースには、鍵などを付けるのも一つです。
また、お友達を呼びやすくするために、ドアホンを分けるのも良いかと思います。
また、荷物の受け取りが常に在宅のご両親の負担を少なくするために、宅配ボックスの設置も良いかもしれません。
パナソニック https://sumai.panasonic.jp/exterior/
(6)2世帯住宅は税金対策が効果的
・2世帯住宅は税金の控除が受けられればメリットが大きい
住宅においては一定の要件をクリアできれば不動産取得税や固定資産税の税額の控除があります。
建物が大きくなりがちな2世帯住宅は、それぞれの世帯で税金の控除が受けられれば大きなメリットになります。
たとえば2021年の不動産取得税の1世帯当たりの控除価格は1200万円ですので、2世帯分利用できると2400万円になり、3%の税率だと60万円(1200万円×3%)お得になります。
・ワンポイント
建物部分の固定資産税や不動産取得税は、完成後(入居後)に、札幌市であれば各区の固定資産税の評価員が評価をしに来てから、税金を納めることになります。(固定資産税は翌年から。)
おおよその税額は、住宅メーカーの担当に過去の実績をもとに聞いておいてほうが良いです。
・税額の軽減措置を受けるには
北海道財政局ホームページより抜粋 https://www.pref.hokkaido.lg.jp/sm/zim/keigen/keigen205.html
2世帯住宅で控除を受けるには、独立性が認められることが大切です。
各戸を分けるドアと、それぞれ独立したキッチンやトイレがあることが要件になります。
規定が銭湯を利用した時代に作られたのか、浴室の無い家でも控除が受けらることもあるらしい。
・分けるドアは
規定はそれぞれの地域で違うかもしれませんが、北海道ではドアの開け方は、引き戸はダメになっていました。
また鍵の規定もありました。
簡易的なものはダメなはずです。
・独立性のある間取りは
共有型の2世帯住宅の間取りは、キッチンや浴室が一つだと、独立性が認められないことが多いです。
分離型の玄関がひとつでも、水回りなどが独立していると、それぞれの世帯で税金の控除が受けられる間取りになります。
・分離型2世帯住宅の税金の軽減措置が受けやすい間取り図のイメージ
分けるドアが無かったり、動線的にトイレなどが独立してないケースがあるので注意が必要です。
完全分離型の2世帯住宅は独立性が認められやすいですが、行き来できる扉がないと建築基準法や銀行の融資など前述の規制を受けることがあるので注意が必要です。
・独立性が認められれば、共通のホームシアターを作ることも可能
税金の軽減措置を受ける間取りは、自由性が無いように感じられますが、それが認められるようにすれば、あとは好きな間取りに出来ます。
両世帯で利用できるセカンドリビングを作ることも可能です。
ホームシアターが楽しめるAVルーム、カラオケルームのほか家族でセッション出来る楽器部屋を作ったこともありました。
・事前に間取り相談が得策
税金の軽減措置を受けるには、ハウスメーカーや工務店の設計士に控除が受けられる間取りにして欲しいと依頼をし、契約前にに再度確認しておくのが良いかと思います。
もしくは出来上がった間取りをもって、課税する役所(札幌市なら北海道道税事務所各区の固定資産税課)にご相談に行くのも良いかと思います。
ちなみに
当設計事務所でもご相談は可能です。
出来上がったプランにアドバイスさせていただくセカンドオピニオンサービスを行っています。(←CMでした。(笑))
ちなみに過去の住宅会社からのプランを見せていただくと、税金の控除まで考えられた間取りは少いかと思っています。(新たに間取り作成になるケースもあります。)
過去のブログにも独立性の間取りのことは少し書いています。(ブログの下記にリンクがあります。)
(7)2世帯住宅の実例間取り図
A、同居型2世帯住宅の間取りの実例図
南入り玄関、セカンドリビングのある間取り
1階平面プラン
2階平面プラン
延べ面積 154.02㎡ (46.6坪)4LLDK
共有型の2世帯住宅です。
ウォークスルー型(通過できる)のシューズクロゼットがあり、2世帯の大人数でもたっぷりの収納ができます。
また2階には、ミニキッチン付きのセカンドリビングのある間取りになっています。
セカンドリビングは生活時間帯が違っても、夜遅くまで気兼ねなく映画鑑賞など楽しめたり、お友達をよんでおしゃべり出来るなどメリットのある間取りになります。
また在宅ワークなどのワークスペースなど多目的にも使用できます。
(2階に水回りを設けて、階段を少し変えるだけで分離型にも変えられます。関心がございましたらご連絡いただければと存じます。)
B、分離型2世帯住宅の間取りの実例図
東(西)入り玄関、税金の軽減の受けられる間取り
1階平面プラン
2階平面プラン
延べ面積 165.62㎡ (50.1坪)2LDK+3LDK
玄関一つの分離型の50坪の2世帯住宅です。
玄関が一つですが、ホールでドアによって独立した生活が出来るように分かれていますので、それぞれの世帯で税金の軽減が受けられる間取りになっています。*注
玄関にウォークイン型の大型のシューズクロークは共同で使用できるようになっています。
親世帯は、寝室とトイレが近い動線の間取りです。
2階のキッチンや洗面所など水回りの下には寝室が無いのでゆっくり眠れる間取りになっています。
*注)軽減を受けるのに北海道ではドアの規定をクリアする必要があります。(各自治体によって違う場合があります。)
C、完全分離型2世帯住宅の間取りの実例図
1)2階建て、完全分離型2世帯住宅
南入り玄関、2世帯住宅ローンが借りられる間取り
1階平面プラン
2階平面プラン
延べ面積 163.96㎡ (49.6坪)2LDK+3LDK
玄関2つの完全分離型の約50坪の2世帯住宅です。
玄関が2つで、それぞれ独立した生活が出来ますが、ホールのドアによって行き来が出来るようになっています。
その為、それぞれの世帯で税金の軽減が受けられる間取りになっています。*注
ただ、建築基準法上は一戸の建物とみなされ界壁などを設けなくても良く、建設費も安くなっています。
また、建物全体で住宅ローンが組めることになり、2世帯住宅ローン(親子リレー)にも対応出来ます。
親世帯、子世帯ともシューズインクロゼットやサニタリー収納(タオル棚)、パントリー(食品庫)など収納量の多いプランになっています。
*注)軽減を受けるのに北海道ではドアの規定をクリアする必要があります。(各自治体によって違う場合があります。)
2)3階建て、完全分離型2世帯住宅
西(東)入り玄関、上下型の3階建ての間取り
1階平面プラン
2階平面プラン
3階平面プラン
延べ面積 159.00㎡ (48.1坪)1LDK+5LDK
3階建の玄関2つの完全分離型の2世帯住宅です。
親一人、ご夫婦、お子様3人の家族構成で1階に親世帯1LDK、2階3階が子世帯5LDKと上下に分かれた間取りになっています。
玄関が2つで、それぞれ独立した生活が出来ますが、ホールのドアによって行き来が出来るようになっています。
その為、それぞれの世帯で税金の軽減が受けられ、建築基準法上は一戸の建物とみなされ界壁などを設けなくても良く、建設費も安くなっています。
また、建物全体で住宅ローンが組めることになり、2世帯住宅ローン(親子リレー)にも対応出来ます。
子世帯は2階に多目的に使用できる洋室を設けています。
子供が小さいうちは遊び部屋、現在は在宅ワーク用の部屋、将来的には書斎といろいろな用途に使用できます。
*注)軽減を受けるのに北海道ではドアの規定をクリアする必要があります。(各自治体によって違う場合があります。)
3)左右型、完全分離型2世帯住宅
北入り玄関、親世帯は車いす対応のバリアフリー住宅
1階平面プラン
2階平面プラン
延べ面積 197.91㎡ (59.9坪)2LDK+3(4)LDK
左右型の間取りの約60坪の完全分離型の2世帯住宅です。
左右型なので上下階に他の世帯が住まないので足音など気にせず生活が出来るメリットがあります。
こちらもホールのドアによって行き来が出来るようになっており、前述説明した「税金の控除」や「建設費の価格をローコストの価格に出来る」「2世帯住宅のローン」などのメリットがあります。*注)
親世帯は、「玄関前のスロープ」や「広いトイレ」や「広い廊下」や「引き戸」など車いすでも生活のできるバリアフリー仕様の間取りになっています。
子世帯は「リビング階段」や「アイランドキッチン」、「スタディカウンター」など子育て世代に人気の間取りになっています。
2階には、広々とした在宅ワークや趣味の空間として利用できる多目的ホールがあります。
*注)軽減を受けるのに北海道ではドアの規定をクリアする必要があります。(各自治体によって違う場合があります。)
まとめ
2世帯住宅も間取りは、子世帯の水回りと親世帯の寝室を近づけないなどもありますが、お互いの世帯が気兼ねなく生活できることが大事なポイントになります。
完全分離の場合は、他の世帯の間取りに口をはさむとうまくいかないケースがあります。
逆に共有型の場合は、皆で意見をワイワイ言い合えるほうが上手くまとまります。
どちらにしても、家族全員の意見を聞きながら家を建てる計画を進めてゆくことが大切になります。
2世帯の場合、価値観の違うことも多いのでまとまるまでに時間がかかることがあります。
そのためスケジュール的には少し余裕をもって進めたほうが良いです。
まとまらない場合は、設計士にいろいろ相談してゆくのが良いかと思います。
ハウスメーカーや工務店では設計士が来ないケースがありますが、頼んでみるのが良いかと思います。
また第3者の意見を聞く間取りのセカンドオピニオンサービスを利用するのも良いかもしれません。
このあと、今回の内容に関する過去のブログも載せておきますので、ご覧いただければと存じます。
最後までお読みいただき感謝いたします。
あなたの住まいがより良くなり、楽しく幸せに暮らせますように。
*ライフホーム設計の今回に関係する過去のブログのご案内
2世帯住宅の分け方は
セカンドオピニオンサービスについて
2階にリビングがある間取りについて
皆の意見を聞く方法
ハウスメーカーの間取りは営業マンが考えている?
ホームエレベーターを付けられるようにしておくと将来安心。
クイズ形式で、税金の控除が受けられ間取りか分かるブログ
固定資産税がお得になる?
具体的な価格も出ていたブログ
2世帯住宅では、寝室の位置はチェックが必要
ここから設計事務所のCMです。
・ブログを書いている設計士の紹介
田中昭臣(たなかあきおみ)1級建築士、宅地建物取引士
建築設計事務所「ライフホーム設計」代表
*注文住宅の主としたハウスメーカーで設計を経験し独立。
(建築実績100棟以上、現在も月に2,3棟の設計業務に関わる)
貴方の想いをカタチに、一緒に作る住マイルな住まいを目指しております。
詳しいプロフィールはコチラ
・北海道札幌の設計事務所「ライフホーム設計」のこと
あなたの「思い」を「かたち」に「一緒に作る」注文住宅。
対話を大切し、住みやすい間取りのオシャレなデザイン住宅を作ります。
北海道の札幌市近郊のの一戸建て、新築、建て替えの平屋建て、二世帯住宅など注文住宅の間取りのお悩みは、「ライフホーム設計」で個別相談を!(初回相談は無料)
札幌市近郊(江別市、北広島市、恵庭市、千歳市など)は出張交通費無料です。
新規プランのほか、ご自分で書いた間取り、工務店やハウスメーカーの作成したプランへのアドバイスやサポート診断を行う「セカンドオピニオンサービス」(電話メールオンラインで全国対応)も出来ます。
現在のお住まいの不満点を解消し失敗、後悔しない理想のマイホームを設計士と楽しく話しながら、一緒に間取りを設計しませんか?
詳しくはホームページをどうぞ!コチラをクリック
新規プランや間取りのご相談はホームページお問い合わせフォームからどうぞ。
「ライフホーム設計」のお問い合わせフォーム
https://lifehome-sekkei.com/#contact
・ライフホーム設計では「新規ブログのお知らせ」や「裏話が載ってる」メルマガを始めました。
登録も解除も簡単です。
(平成3年9月以前のご登録いただいた方も再設定が必要になりました。お手数ですがよろしくお願いいたします。詳しくはhttps://lifehome-sekkei.com/index.php/2021/10/31/apology/ をご覧ください。)