「注文住宅のデザインで初心者でも失敗後悔しない」ためのブログの最終回「理想の建物の形」です。

住宅の外観の形(形状)は、家全体の印象を決定する重要な要素です。

新築する建物の形を決定する際に、気を付けることについて書いてゆきます。

 

住宅街

 

目次

1,家族のライフスタイルに合わせたデザイン

2,周囲の環境との調和

3、機能性と使いやすさ

4,建物のスタイル

5,予算とメンテナンス

6,最後に

 




 

 

,家族のライフスタイルに合わせたデザイン

 

家族のライフスタイルに合わせたデザインを考えることも大切です。

小さい子どものいる注文住宅の場合、自然光を多く取り入れられる建物の形にすることも良いかもしれません。

アウトドア好きなら、バーベキューなど楽しめるよう通行人から見えずらい位置に庭が出来る建物の形にするなどが良いでしょう。

 

中庭のある間取り

 

 

2,周囲の環境との調和

 

建物が周囲の景観や建物と調和していると、街全体の美しさを高めることができます。

地域の建築様式や規制に合わせて、外観のデザインを決定しましょう。

郊外の住宅地であれば、奇抜な形や派手な色合いだと浮いてしまうことがあります。

その場合は、塀や植樹などで目立たなくする配慮が必要になります。

 

旧朝香宮邸

 




 

 

3、機能性と使いやすさ

 

デザイン性を優先しすぎると、快適性や機能性が損なわれます。

大きな窓のデザインが好きだからと言って、人通りの多い道路に面した間取りは、周りから見られて生活しづらいかと思われます。

直接、目線が入ってこないように窓の位置を変えたり、植樹や塀などを付けるなど考慮が必要になります。

雪で窓がふさがれた家

北海道など積雪のある地域では、屋根の雪がリビングに落ちる建物の形だと、雪で窓がふさがれて冬期間は暗い生活をすることになります。

また、玄関や駐車場の配置によって雪かきする面積が大きく違ってきます。

日常生活に必要な要素を取り入れることが大切です。

 

危険な屋根のイラスト

本州の設計事務所が、北海道でよく間違える、玄関先に雪が落ちる屋根の設計。

大変に危険です。

失敗しない注文住宅の雪かきが少ない駐車スペースの札幌の間取り

 

 

4,建物のスタイル

 

建物のスタイルは、住む人々のニーズや好みに合わせて考える必要があります。

伝統的な和風の家屋やモダンなデザインの住宅など、さまざまなスタイルがあります。

自分たちの生活や好みに合ったスタイルを選ぶことが大切です。

施工事例の写真を使って説明いたします。

 

4-1,モダンスタイル

 

装飾が少なく、凸凹も多くないすっきりとした形のデザインです。

飽きも少なく、あらゆる年代から好まれ、一番人気のあるデザインです。

 

ツートンの外壁の注文住宅

ケイミュー https://www.kmew.co.jp/

 

 

モダンスタイルの中には、外壁を石目や木材など自然素材を取り入れた「ナチュラルモダン」のデザインもあります。

ナチュラルモダンな外観の住宅

ナチュラルモダンの外観

 

 

 

4-2,和風スタイル

 

日本の伝統的な家屋のデザインを「純和風」スタイルと言います。

 

純和風な住宅

マルスギ株式会社 https://www.marusugi.co.jp/info/info.shtml

 




 

 

4-3,洋風スタイル

 

輸入住宅で見られるような洋風な外観も人気があります。

主に北欧風や南欧風(プロバンス)、アメリカン、ブリティッシュなどに大別されます。

 

北欧風の家の外観

北欧風なデザイン

 

南欧風の外観の住宅

南欧風住宅のデザイン

 

アメリカンスタイルの外貨

アメリカンスタイルの外観

 

ブリティッシュな外観の住宅

ブリティシュ風なデザイン

 

 

4-4,モダン、和風を組み合わせたデザイン

以上のように大別して、モダン、和風、洋風の3つのスタイルになります。

これらを組み合わせるデザインもあります。

 

和モダンな外観の住宅

和モダンな外観

 

 

和洋折衷な服

 




 

 

5,予算とメンテナンス

 

予算とメンテナンスの観点からも外観の形状を検討しましょう。

豪華な外観を実現することもできますが、その分コストやメンテナンスの負担も増える可能性があります。

たとえばタイルはサイディングより劣化しづらくメンテナンスも安く済みますが、建築コストが高くなります。

 

外壁タイルの家

LIXIL https://www.lixil.co.jp/lineup/tile/

 

また自然素材のものは、何もしないと劣化が早くなります。

たとえば木製サッシは柔らかい印象を与える素材ですが、通常のサッシと比べ製品代も高く、定期的なメンテナンスが必要になります。

 

ログハウス

ログハウスは、アウトドア好きには人気がありますが、定期的にメンテナンスを行う必要があります。

予算とメンテナンスの観点も含め、外観デザインを家族で話し合うことも大切です。

 

 




 

 

6,最後に

 

住宅の外観のデザインは、家の魅力や個性を表現する重要な要素です。

外観が美しく整っていれば、家全体が魅力的に見え、周囲の景観と調和することができます。

これまでのポイントを考慮しながら、理想の外観の形を実現いただければと思います。

 

・関連ブログもどうぞお読みください。

 

・実際にあった話をもとに書いたデザイン対策

後悔した注文住宅の実例とその対策~失敗するデザインにもほどがある、3

 

・「失敗するデザインにもほどがある」シリーズを最初から読む

失敗しないデザインにもほどがある~1,注文住宅の窓の位置、形

 

・地震に強い建物の形とは

大地震から学ぶ,強い注文住宅の間取り

 

・雪かきの少なくする間取りとは

失敗しない注文住宅の雪かきが少ない駐車スペースの札幌の間取り

 

・人気の平屋建て住宅のヒント

平屋でおしゃれな設計の注文住宅①間取りのヒント編

 

・敷地の形に合わせた建物の形にすることが大切

旗ざお地、狭小地、変形地で後悔しない注文住宅の間取り

 

・和洋風な北海道の昔の家

北海道の設計は進んでいるのか。和洋風な家と札幌豊平館、①

 

・洋風建築の庭を、ちょっとだけ和風にした日本一豪華な建物

「迎賓館赤坂離宮」~住まいとして建築された東洋一の宮殿建築。有名な建物を見学しました、7(東京編)

 

失敗しない住宅のデザインシリーズは今回で最後です。

また気が付いたことがあれば書いてみたいと思います。

最後までお読みいただき感謝いたします。

あなたの住まいがより良くなり、楽しく幸せに暮らせる家が建てられますように。

 

前川邸のリビングにいるブログを書いている設計者

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打ち合わせの様子

田中昭臣(たなかあきおみ)1級建築士、宅地建物取引士

建築設計事務所ライフホーム設計」代表

*注文住宅の主としたハウスメーカーで設計を経験し独立。

(建築実績100棟以上、現在も月に2,3棟の間取り設計に関わる)

貴方の想いをカタチに一緒に作る住マイルな住まいを目指しております。

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