リビングは、１階と決めてませんか。
今回は、２階にリビングを持ってくる間取り設計のブログです。
２階リビングの「メリットとデメリット」と、「デメリットを消す対策」について書いてゆきます。
ビルトイン・インナーガレージ（車庫）付き住宅、３階建て住宅、二世帯住宅で家を建てるご計画で、２階３階リビングになる方も、参考にお読みいただければと思います。
「日当り、見晴らしの良い」２階リビングは、札幌も適した間取り
注文住宅において、２階リビングは、日当たりが良く、見晴らしも良いので、人気のある間取りです。
寒い北海道札幌は、冬を明るく快適に過ごしたいので、２階リビングは、適してるかと思います。
２階リビングのメリット３つ
１、明るく開放的
住宅地において、２階リビングは、１階より陽当たりの時間が長くとれます。
空も近くなり、眺望も良くなります。
普段、昼間にリビングにいることが多ければ、明るく開放的に過ごせます。
狭小地や旗竿地など、住宅密集地においても有効です。
隣家が近くにある場合、１階が建物の陰になりやすいので、２階の方が、日の入りの期待が出来ます。
２、プライバシーが保ちやすい
リビングの窓と、道路や、隣家のリビングなどと近かったりすると、視線や生活音が気になります。
２階にリビングを持ってくることによって、通行人からの視線なども気にならなくなります。
３、間取りの自由性が上がる
２階にリビングを持ってくると、上階がないので、構造的な制約が少なくなる為、間取り設計の自由性が上がります。
一部吹き抜けにしてロフトやトップライト（天窓）、天井を高くして、明るいリビングにも出来ます。
２階のリビングとバルコニーをセットにすると、プライベートな庭のような間取り図になります。
２階リビングのデメリット４つ
１、階段の上がり下がりが多くなる（老後の不安）
２階にLDKだと、買い物の荷物を上まで運ばなければなりません。
また、宅配便や来客、子供の帰宅などで１階玄関まで降りてゆかねばなりません。
玄関と同一階に無い為、どうしても階段での上下の移動が増えてしまいます。
足腰が弱った老後は、心配という不安があります。
２、子供の様子が、分かりずらい
２階リビングで１階に子供部屋だと、子供は、リビングを通らないで外出や帰宅が出来る為、行動が分かりずらいデメリットがあります。
顔を合わす頻度も減るので、何も対策をしないとコミュニケーション不足になるデメリットがあります。
３、盗難に遭いやすくなる。
２階で生活ているので、１階の様子が気づきづらくなります。
その為、盗難に遭いやすい心配もあります。
４、夏が熱くなる
明るく開放的になるメリットもありますが、日射量が増える為、夏熱くなります。
北海道は一時期なのですが、本州は大変かもしれません。
以上が、主なメリットとデメリットになります。
これらのデメリットを解消する設計について、次回は書いてゆきたいと思います。
皆様の住まいが、より良くなり、楽しく幸せに暮らせますように。
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