昔のTVドラマを見ると、髪型やファッションが今と違っているなと感じることがあります。
実は内装やインテリアも注意してみると時代ともに違っています。
映画やテレビドラマを見ると、住まいのヒントになることがあります。
・映画やテレビドラマには協力会社がある
映画やテレビ番組では、エンディングに出演者や撮影スタッフの名前を流すクレジットというのがあります。
そこには、衣装協力、美術協力などと制作に関わった企業や団体も出てきます。
映画館ではエンディングのクレジットを「見る派」と「見ない派」に分かれますね。
・設計士が主人公のドラマは、多くの協力会社が
数年前に設計事務所の一級設計士が主人公のドラマ「結婚できない男」の続編では、一人暮らしするマンションの部屋に多くのインテリア関係の会社が協力していました。
建築関係のドラマは、家に関心のある視聴者も多く見られて「主人公の家の○○は、うちの商品です」と宣伝できたのかもしれませんね。
「まだ結婚できない男」の公式サイトでは主人公の部屋のインテリアが見れるようになっています。
ちなみに
・住宅展示場のモデルハウスでのロケも多い
短いドラマやテレビCMでは、住宅展示場のモデルハウスでの撮影協力というのもあります。
定休日(札幌市の北海道マイホームセンター会場は水曜日）に合わせて、平日1，2日でおこなっていることが多いかもしれません。
普段見ている景色が、カメラで見た映像と全然違って見えることがよくありました。
・スタジオの家のセットは企業のPRしたいものがある
スタジオの撮影は、そのドラマにふさわしいインテリア（家具や雑貨）をコーディネート(組み合わせ）されたセットで行われています。
それらのものは、大きくストーリーに影響がない場合には、協力会社のPRしたいものが提供されていると思われます。
大建工業 https://www.daiken.jp/product/contents/dramaset/
・一時期、同じデザインのドアが
室内ドア(建具）は木目のものが一般的で、そのデザインには縦木目（たてもくめ）と横木目（よこもくめ）の2通りがあります。
横木目のデザインのドアは、比較的新しく15，16年前くらいに発売され始めました。
その頃のドラマを見るとほとんどが横木目になっていてびっくりした思いがあります。
ドアメーカー各社が、そろってPRしたかったのかもしれませんね。
最近は縦木目の方が多い傾向かも。(まあ好みですね。）
LIXIL 建具https://www.lixil.co.jp/lineup/livingroom_bedroom/fittings/
・春のドラマは、PRの場に
ドアやキッチンなどの住宅関連のメーカーでは、主に春先に新商品の発表やモデルチェンジをしています。
たいがいは、1，2月にハウスメーカーや工務店に試作品がお披露目され、4月ころから販売開始されます。
その為、春のドラマでは新しい商品を見かけられるようになります。
・今年はコロナの影響で「くつろげる」がポイントに？
住宅の関連メーカーではコロナの巣ごもりにあわせて、家でくつろげる自然のアースカラーの商品が多く発売されているようです。
このブログを書いてるのが、春のドラマの開始前なので分かりませんが、そういう色合いのインテリアが多く見かけられるようになるかもしれませんね。
・ちなみにドラマと言えば田中邦衛さん
先日、北海道にゆかりの深い田中邦衛さんが亡くなられました。
「北の国から」の黒板五郎役をされていましたが、田中邦衛さんなしでは長きにわたって愛されるドラマにはなっていなかったもしれませんね。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
思い出深いシーンが沢山ありました。
・最後に
ドラマや映画を見る際に、ファッションに興味がある人は出演されている人のファッションを、音楽が好きな方は合間に流れている音楽を、気にされているかもしれません。
設計に携わる私も「この家の間取りはどうなってるんだろう」「変わったドアノブだなあ」などと見てしまっています。
家を建てようかなと思われている方も、なにかおしゃれな家づくりのヒントになるかもしれませんので、インテリアなどを気にしながら映画やドラマを見てみるのはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき感謝いたします。
あなたの住まいがより良くなり、楽しく幸せに暮らせますように。
・ブログを書いている設計士の紹介
田中昭臣（たなかあきおみ）1級建築士、宅地建物取引士
建築設計事務所「ライフホーム設計」代表
＊注文住宅の主としたハウスメーカーで設計を経験し独立。
貴方の想いをカタチに、一緒に作る住マイルな住まいを目指しております。
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