台所や洗面で、水を止める時、水栓のレバーを操作したら、「どん」とか音を聞いたことはありませんか?
実は、「どん」と言うのは、配管にはあまりよくないのです。
レバーハンドルは優しく使う。
キッチンや洗面などの蛇口は、昔は回転式でしたが、今はレバーハンドルが主流です。
レバーは、お湯と水の2つのハンドルで、温度調節や量を調整するよりは、かなり楽です。
でも、勢いよく出していた水などを一気に止めることが出来ます。
これは、車の急ブレーキをしているようなもので、配管にはよくありません。
衝撃音は「ウォーターハンマー現象」という現象によるもの
このことは「ウォーターハンマー現象」と言います。
これは、流れていた水が、急に止まるため配管内に圧力がかかり「ドン」という音がすることが原因です。
回転式の場合は、徐々にしまっていってたので、こんな現象はありませんでした。
TOTO お客様サポート
https://qa.toto.jp/faq_detail.htm?id=11579
ゆっくり、閉めると配管も長持ちします。
レバーは素早く水が止まるのですが、ゆっくり下げたほうが、配管に負担がかかりずらくなるので長持ちします。
ゆっくり閉めても、頻繁に起こる場合は、水圧が高すぎる可能性がありますから、設備会社に相談してみましょう。
減圧弁やウォーターハンマー低減器と言うのがあります。
KVK よくある質問
http://www.kvk.co.jp/support/maintenance/faq/q6.html
断水の時は、レバーを下げておく。
阪神淡路大震災をきっかけに、レバーハンドルは上げると、水が出ることに統一されました。
それまでは、混在していて、同じメーカーの商品でも、キッチンは上げ吐水、洗面は下げ吐水と言うのも多く、お施主さんからも何とかならないかと言う話はよく聞きました。
地震時に物が落ちてきて、レバーが下がって水が出っぱなしになったことから、上げると水が出る方式に統一されました。
断水の際は、水が出るかでないかを確かめた後は、レバーは下げておくようにしましょう。
築年数が20年以上前のものは、下げると出るレバーハンドルもあるかもしれませんので、今のうちにチェックしておいた方が良いですね。
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