最近、お正月に向けて、テレビや雑誌でも、住まいの掃除の特集を、多く見かけるようになりました。
家の中が掃除されて、キレイだと運気が上がると言います。
成功されていて、家族も仲よさそうな、幸せな家を建てられた方には、確かにそんな傾向が見られます。
今回は、家相の話も出てきますが、家の中での運気の上げる方法を書いてゆきます。
主な目次
1、家の中をきれいにすると、運気が上がる?~実際あった話
2、家相で、住宅の運気を上げる間取りのポイント
3、建ててしまった後で、気になる場合の解決方法
1,家の中をきれいにすると、運気が上がる?
実際あった話から
事故やトラブルが多い住宅の特長
以前、保険の自動車事故の調査をしている方から、「大きな事故にある車は、車内が、ごちゃごちゃしていることが多い」と聞いたことがありました。
また、盗難など犯罪に巻き込まれる家も、同じく、乱雑だそうです。
これは犯罪者が、「この家の人は、心に隙がある」と思われ、狙われてしまうという側面もあります。
社会的な成功と、家庭もうまくいっている人の傾向
先にも、過去のブログにも書きましたが、社会的にも成功されていて、家庭もうまくいってそうな方は、家の中がきれいという傾向があります。
建てられる前の住まいが、かなり古いアパートでも、掃除や手入れが行き届いてました。
古いキッチンのカランやシンクや、ドアノブなどが、びっくりするくらい光り輝いていました。
ちなみに、そうゆう人たちは、家だけじゃなくて、車の中もとてもきれいです。
トランクの中も、ちり一つ落ちてない位、きれいでびっくりしたことがあります。
(住宅メーカー関係の人は、地鎮祭などで、供物を運ぶお手伝いするときに、お施主様のトランクを見るケースがあるのです。)
会社もきれいだと、事業運も上がる?
きれい好きの方で、会社を経営されている会社や事務所は、とてもキレイなことが多かったです。
自社ビルの場合、メンテナンスもまめに手を入れられて、壁紙のクロス張替えの更新サイクルも、早く感じられました。
キレイなところは、運気が上がりやすい
メンテナンスにお金をかけられるということは、事業もうまくいっていると思われます。
キレイにしておくとトラブルを避け、運気も上がるのかもしれませんね。
注文住宅の設計をしていると、「運を良くしたい」や「悪いことが起きないよう、家相や風水に取り入れたい」という方も多い
テレビや新聞でも、星占いや血液型占いのコーナーがあり、人気があります。
これは、運気を上げたいと思う人が多いからだと思います。
注文住宅の設計では、家相や風水がこれにあたり、間取りに入れたい要望の方も多いです。
家相、風水は、老若男女、幅広くお話をいただきます。
中でもご商売をされている方の奥様からの要望が、少し多い傾向があります。
今回は、一戸建てで、運気を上げるお話をしたいと思います。
家相などは信じない人は、ここからは「おとぎ話」でも聞いてるような感じで、続きをお読みいただければと思います。
当たると言われた宮司さんも、「家相は気にする人だけで、気にしない人は信じなくて大丈夫」と、以前お話されていました。
信じない方は、家相は飛ばして読んでくださいね。
2,家相で、住宅の運気を上げる間取りのポイント
(1)家相のこと
よく家相で、持ち入れられるのが、家の中心を出し、方位盤を見ながら設置した部屋が、良い方位かどうか判断してプランを作成してゆくやり方です。
(お施主さんに別の考えがあれば、それを採用して間取りを作ってゆきます。)
家相の方位盤によると、設置したらダメな方位は多い
方位盤は、東西南北を24つ(円の360度を15度ずつ)分けて、その分けた部分に、設置した部屋の吉凶があります。
吉凶に合った部屋を配置して、建物を設計してゆきます。
ただし、住宅規模だと、建物が小さすぎて、すべての部屋を、吉相にすることは、かなり難しいです。
もともと家相は、中国から伝わったものですが、日本風にアレンジされたものです。
お武家さんの中心のもので、武家屋敷くらい大きさがないと、すべてを吉相にすることは難しいかもしれません。
(2)家相を良くする間取りのポイント
トイレ、キッチン(加熱調理機)、玄関の3つを優先して吉相にする。
家相では、三備と呼ばれる、トイレ(便所)、キッチン(台所)、玄関が大事とされています。
これらは、方位盤による凶に当たらないようにする以外に、三所(鬼門(北東)、裏鬼門(南西)、宅心(建物中央))に配置しないように気を付けます。
また、南北の「正中線」、東西に引いた「四隅線」にも当たらないようにするなど、重要視されています。
間取りで、三備が凶相になる場合は、便器や台所の重要な部分が、凶のラインが当たらないようにする。
ただし、先にも書きましたが、住宅規模では、凶のラインに当たってしまうケースが多いです。
そのような場合は、便器の排水部分や、キッチンの加熱機器は当たらないようにするなど対策します。
玄関の凶相対策
玄関は、鬼門、裏鬼門以外は、ほぼ吉相になります。
ただし、敷地の配置上、間取りが凶相になる場合は、朝日が入るよう東向きにしたり、明るくする工夫を行います。
LIXILhttps://www.lixil.co.jp/lineup/tile/
階段もチェック。会社経営をされている方は、寝室を吉相に
トイレ、キッチン、玄関をうまくプランニング出来たら、次は階段です。
階段全部を当たらなくするのは、住宅規模では難しいので、鬼門などを上り口を当たらないようにすると考えるのも良いです。
また、会社を経営されている方は、事業運がある寝室を吉相にします。
最初に書きましたが、個人事業主の奥様は、家相を気にする方が多いので、優先的に設計するべきかもしれませんね。
一番良いのは北西側と言われています。
家相を優先すると動線が複雑になりがち
凶相を避けると、間取りがまとまらないケースが多くなります。
その際は、どこまで家相にこだわるかになります。
家相で間取りを作る場合、間取り設計に時間がかかる
自分で間取りを作るのは楽しいものです。
ただ、家相のプランはけっこう難しいです。
私でも通常より時間がかかります。
家相を取り入れた間取りは、動線計画より部屋の位置を優先的に取り入れます。
その為、本当はここに、この部屋を配置したほうが良いということが出てきて、使い勝手を良くするか、吉相にするかとお施主さんと悩み、時間がかかってしまうからです。
家相を間取りに取り入れる場合は、余裕を持ったスケジュールが必要になります。
プロの設計士に任せる方が、気分的に楽なケースも。
方位盤などは、大凶などの言葉があるので、間違った位置に部屋を作ったらというプレッシャーで、鬱っぽくなる方もいらっしゃいます。
幸せな住まいつくりが、楽しくなれません。
そんな際は、設計士に任せてしまうのも、一つの手です。
出来上がったプランに、気になるポイントがうまく出来てるかをチェックするだけでよいので、気分的には楽になるはずです。
3,建ててしまった後で、気になる場合の解決方法
解決するには
1、キレイにその場所を保つ
悪い運気を無くすには、掃除などで清潔に保つのが最善です。
最初に書いた通り、運勢のよさそうな人の傾向として、きれい好きということがあります。
トイレはどの方位においても凶相なので、運を良くしようとしたら、特にきれいにすると良いかもしれません。
「成功する人は、トイレ掃除をしている」とか、「トイレの神様」という歌もありましたね。
2、盛り塩をする
古来より塩には、浄化作用があるといわれています。
塩を三角に盛る「盛り塩」を、気になるところに置くと効果があるそうです。
天然の塩が良く、食塩ではだめなようです。
東京などの神社に行くと、1つまみ程度で、結構高い値段で売っているところもありますが、塩は天然であれば良く、量もそんなに多くなくて良いそうです。
札幌の神社の中には、お供えした塩を配布しているところもあります。
3、神社のお札を張る
落語の「牛ほめ」という家をほめる話は、火よけの神様の「秋葉神社のお札」がオチになります。
東京のAKBで有名な秋葉原も、火よけの為に建てられた秋葉神社があったからと言われています。
古来のやり方で、お札を張る方法もあります。
神社の中には、方位除けというお札(方除け札)を売っています。
我が家から一番近い、札幌市豊平区の「西岡八幡宮」は「方位八方除け」でした。
ブログを書くついでに、1枚買ってみました。
社務所(売店)の授与品一覧表に無かったので、聞いたら奥から持ってきてもらえました。
本当は8方向にそれぞれ張るそうです。
家相は気にする人だけに
最初に書きましたが、家相は、気にする人以外は、気にしなくて大丈夫です。
家相を気にしない方の方が、圧倒的に多いです。
実際の設計でも、少し良い運になればという感覚の方が、多いように感じられます。
幸せになる家だと思って暮らしていただくと、楽しく生活できるかもしれませんね。
建て終わった後、お施主様が元気で暮らされている様子を見ると、ちょっとは効果あったのかなと、こちらもうれしくなります。
ほかのブログもどうぞお読みください
きれいにスッキリ片付く玄関のブログ
自分でも家相風水を取り入れた間取りが出来る
コチラも家相の話
お金持ちのトイレには共通点があった
・最後に
最後までブログお読みいただきありがとうございました。
家相も大切ですが、住んだ後にマイホームをキレイに保つことも大切ですね。
皆様の住まいが、より良くなり、楽しく幸せに暮らせますように。
・ブログを書いている設計士の紹介
田中昭臣(たなかあきおみ)1級建築士、宅地建物取引士
建築設計事務所「ライフホーム設計」代表
間取りの悩みをスピード解決する「住マイル設計士」
*注文住宅の主としたハウスメーカーで営業設計を経験し独立。
「一級建築士としての建築知識」と「税金や融資、登記や不動産の知識」も併せ持つ設計士です。
貴方の想いをカタチに、一緒に作る住マイルな住まいを目指しております。
詳しいプロフィールはコチラ
・1級建築士事務所「ライフホーム設計」設計事務所の紹介
一戸建てマイホームの注文住宅のことなら、一級建築士の設計士がいる「ライフホーム設計」に個別相談を!
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新築のプランのほか、お持ちのハウスメーカーや工務店からのプラン図やご自分で考えられた間取り図にアドバイスを行う「セカンドオピニオンサービス」も行っています。
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