40年くらい前の昔は、一戸建ての間取りは、和室があるのが一般的でした。
近年、和室を作ることは少なくなってきました。
でも、最近ではおしゃれな和モダンな部屋が人気があります。
目次
1,和室のメリット
2,和室の家が少なくなった理由
3,最近の人気のおしゃれな和室は
4,まとめ
1,和室のメリット
和室の一番のメリットとして、床が畳であることかもしれません。
ちょっと、くつろぎたいなあと言うときに、フローリングより畳の方が柔らかく、横になりやすいというところでしょうか。
また、来客時や仏間や宿泊などに対応しやすい多様性もメリットです。
2,和室の家が少なくなった理由
・仏間が少なくなった。
以前は、大きめな仏壇を和室に置く家が多かったです。
最近は、家具調のコンパクトな仏壇にする家が増えました。
これは、マンションで普及した洋室にも合うモダンなものになった為かもしれません。
「ご先祖さまを身近な人の集まるリビングに祀る」という考えになってきたからかもしれません。
・宿泊する人が少なくなった。
以前は、親戚などを家に泊まらせることも多かったのですが、住宅もコンパクトになってきたためと、気兼ねのないホテルに泊まられる方が増えてきたため、和室が少なくなったと考えられます。
良いマットレスの普及で、フロアに敷いても、背中が痛くなくなったこともあります。
・建築コストが和室はかかる
和室の場合、窓に障子を付けたり、畳にしたり、ドアが襖(ふすま)にしたりと手間がかかります。
その為、洋室より建築コストがかかります。
忍者にはメリットが(笑)
3,最近の人気のおしゃれな和室は
・小上がりや置き敷きの畳の活用
和室の良さは畳でくつろげるところにあります。
リビングのそばに小上がりを設置する間取りも増えてきました。
和室を作る際、ワンちゃんなどペットで畳を傷つけられないようにするために、わざと小上がりにされた方もいらっしゃいました。
小上がりにコタツがあると、ねこはそのしつけは難しいかも(笑)
・リビングの横に小上がりの和室
くつろげるように、リビング近くの位置に小上がりを付ける間取りも多くあります。
ひな祭りなど、ひな人形を飾られる方もいらっしゃいます。
堀こたつ(座卓)にして、段差のところに引き出し収納も多いです。
・小上がりは、車いすの利用もしやすいメリットも。
パナソニック 畳ヶ丘
http://sumai.panasonic.jp/interior/miriyo/tatamigaoka/index.html
・小上がりも間仕切りの建具(ドア)を付けておくと、客間などにも対応できる
・スペースが取れない場合置き敷きの畳を活用
薄い置き敷きの畳を、使用される方も良く見られます。
簡単に畳コーナーが出来ます。
・モダンな和室のインテリア
昔は、床の間も床柱など和風の室内でしたが、最近では和風モダンな内装にされる方も増えてきています。
もともと、和室は自然素材の色を基本で作っていますので、北欧風などのインテリアにも合いやすい面もあります。
・フチなしの畳(琉球畳)を利用する
琉球畳のような縁のない半畳くらいの大きさの畳も増えてきています。
畳の目の方向を、変えて市松模様にするのも少しはやっています。
畳の色自体を変える方法もあります。
大建工業 ダイケン畳シュミレーション カラーコーディネート
https://www.daiken.jp/contents/tatamilife/cordinate.html
4,まとめ
・間取りのポイント
一時期、和室のない間取りも多かったのですが、小上がりや和の見直しなどで、少しづつですが増えています。
和室の間取りのポイントとすれば、畳は表面が傷みやすいので、通過が多い動線の場所や、日当たりが良すぎると焼けてしまうので、部屋の配置を注意したいところです。
ブログお読みいただきありがとうございました。
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