前の二世帯の記事の続きになるのですが、少ないパターンですが、親世帯を上の階に持ってきた間取りもあります。
2階に親世帯のメリット
2世帯住宅は、下階に親世帯、上階に子世帯の間取りが多いです。
親世帯は1階で、平屋建てのような階段の無い生活できるメリットがありますが、市街地だと1階は日当たりが悪いというデメリットもあります。
親が定年退職後に家にいる時間が長いことを考えると、2階の陽当たりの良い明るい暖かい生活は、十分なメリットがあります。
そのほかに2階のメリットとして、子世帯側の子供が走り回っても、足音が気にならないということがあります。
2世帯住宅の失敗で多い、子世帯の騒音
2世帯での不満や後悔でよく聞くのが、小さいお子さんの足音です。
大人は、音をしない歩き方が出来るのですが、小さいお子様の歩く音は、かかとに掛かる歩き方の為に衝撃音に近いものです。
施工側も、防音、遮音など工夫するのですがなかなか完全に止めることが出来ません。
元気に走り回るお孫さんに、静かにしろというのも言えず、大きくなるまで我慢されている方も多いかもしれません。
そこで、上下階を入れ替えると、これが一気に解消されることとなります。
子世帯も親世帯があまり足音がしなくなったりすると、最近、少し具合が悪いのかと声を掛けに行ける面もあります。
2階親世帯の場合は間取りの対策が必要
親世帯を上に持ってゆく注文住宅は、階段の上り下りがきつくなった時の対策として、上下入れ替えらても大丈夫なようにあらかじめ配慮した設計にすることも必要です。
子世帯の方が、部屋数が多く必要な場合が多く、上下逆にすると、使い勝手が悪くなることも考えられるます。
2階リビングの対策が必要
家にいると郵便物や宅配荷物のために、1階に降りていかなければならないことを考えておかねばなりません。
2階にも玄関をつけられれば良いのですが、難しいケースもあるので、その際は宅配ボックスを付けることで解消したこともありました。
印鑑も押せるタイプのものもあるので、受け取りの際は配達員さんに自分で押してもらって、宅配ボックスに入れていってもらえれば、いちいち下りて行かなくても良いので楽になります。
通販を多く使うのは子世帯の方が多いので、帰宅時に自分たちで開けて持って行ってもらえれば良いので楽だと思います。（単世帯でも、宅配ボックスは昼間いないほうが多い家庭は、便利です。）
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構造の対策もあると安心
ずっと上の階でお住まいされることをされる時は、ホームエレベーターを設置できるスペースを考えておく必要もあります。
構造的なこともあるので、最初からそう言う構造にしておくとよいでしょう。（専用の電源、電話配管も必要です。）
まとめ
上下階で分ける二世帯住宅は、音の問題が大きいです。
親世帯を下の階に持ってくるパターンが、圧倒的に多いのですが、上下階を入れ替えるという発想のあるかと思います。
これで解消された間取りの実例もありますので、ヒントになりましたなら幸いです。
最後までお読みいただき感謝いたします。
あなたの住まいがより良くなり、楽しく幸せに暮らせますように。
2階リビングにした場合の注文住宅のブログを、2020年に書きましたのでお読みいただければ幸いです。
(シリーズになってます。ホームエレベーターや、楽な階段なども）
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