本日、設計に携わった注文住宅で、気密測定を行いました。

はたして、その結果は?

*追記、見学会は終了しましたが、気になりましたならご案内も可能です。

注文住宅の気密測定

 

目次

1,気密測定の結果は、超高気密な住宅と。

2,C値とは

3,UA値は計算上の数値

4,測定の方が正しく安心

5,気密測定は施工中も行った方が良い

6,見学可能です。

 




 

 

 

1,気密測定の結果、超高気密な住宅と。

 

測定の結果はc値が0.2と、かなり良い数値が出ました。

前回のブログでも書きましたが、C値の明確な基準はないのですが、北海道では1.6以下.北方型住宅で1.0以下、高気密と言われる住宅は0.5~0.3とされているようです。

今回0.3以下の結果になりましたので、超高気密の注文住宅といえると思います。

 

気密測定のモニター画面

今回は前回のブログでご紹介した工務店さんと同じ施工でした。

 

 

2,C値とは

 

c値(しーち)というのは、家の大きさに対して、どのくらいの面積のスキマがあるかを数値化したものです。

家全体の隙間の大きさを、床面積で割って計算されることから、「相当隙間面積」と呼ばれ、小さい数値の方が隙間が少なく、気密性能が良いことになります。

家に隙間がない方が熱が逃げてゆかないということですね。

コンセントプレートの隙間を埋めて気密を確保する内部壁の様子

 

スイッチやコンセントなど小さい隙間から熱は逃げてゆくこともあります。

スイッチ

スイッチから熱が逃げることを「隙間(スキマ)スイッチ」現象という(笑)

 




3,UA値は計算上の数値

 

高断熱をうたっているハウスメーカーや工務店も多くは、UA値などで高気密高断熱の性能をうたっています。

「当社の断熱材は外側は○○を××mm、内側は○○を××mmの外断熱と内断熱の最新式のW(ダブル)断熱工法で、Ua値は△△の高断熱な家です。」などとモデルハウスで説明やカタログに書かれています。

ただUa値などの断熱の指標は、計算による導き出した数値になります。

現場での測定はしていないので、本当にその性能があるかは確かめられているわけではありません。

これは長期優良住宅も設計のみ審査で、現場での測定などの審査はありません。

そのため、住宅会社のUA値などはあくまでも「現場ではこの数値くらいはあるだろう」ということになります。

 

長期優良住宅の基準書類

長期優良住宅認定制度の技術基準の概要 https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001334239.pdf

 

 

4,測定の方が正しく安心

 

これは施工ミスもなく100%完璧に工事が行われていることが前提になっています。

断熱検査は、住宅性能表示制度の建設審査で第3者機関による施工中の検査はありますが、目視かメジャーによる測定のみで、気密測定は行われていません。

またこの制度を利用するハウスメーカーや工務店もあまりありません。

そのため、第3者による施工中の断熱検査はされていないのが現状です。

このため、施工がきちんとされているかは自社の現場監督だのみになります。

それよりは現場で気密測定を行った方が、数値に出るので安心かと思います。

現場監督

「たぶん工事はきちんとやってるはずです」




 

 

5,気密測定は施工中も行った方が良い

 

仮に気密測定を行う場合は、仕上げをする前と完成した時の2回行った方がよりベストになります。

完成した測定のみだと、施工ミスなどで結果が悪かった場合、家じゅうの壁をはがさない限り、直しようがありません。

今回のお住まいも施工中にもおこないました。

ちなみに施工中のc値は0.6でした。

施工中の断熱材

 

 

6,見学可能です。

 

工事を行った建設会社のご協力により、2022年(令和4年)9月14日までご案内することが可能です。

追記(見学会は終了いたしましたが、ご連絡いただければ建物や工務店のご案内も可能です。)

詳しくはホームページをどうぞ!コチラをクリック

https://lifehome-sekkei.com/

 

ただし、現在も工事中なことから完全予約制とさせていただきます。

ご興味のある方は、ご希望の日の2日前までに当設計事務所「ライフホーム設計」のホームページのお問い合わせフォームもしくはお電話にでご連絡いただければと存じます。

 

ご注意

*ご案内の建物は気密測定を行った住宅になります。

*場所は北海道札幌市北区篠路になります。(ご予約された方にのみ詳しいご住所をお知らせいたします。)

ご予約状況によってはご希望の日時でご案内できない場合がございます

メールの場合、お電話番号もお知らせ願います。(急な工事が入るなどがあるため)

*今回は建築関係者のかたは、個人宅になるので、お断りとさせていただきます。

 

ちなみに、今回の現場の工務店さんは気密測定を標準仕様にしているので、測定を行っていますが、ライフホーム設計では数社のハウスメーカーや工務店と提携しており、すべての住まいの設計で気密測定を行っているわけではあしからずございません。

当設計事務所は、設計事務所であって工事店ではないためです。

もちろん設計をご希望の方には、気密測定を行ってもよいという工事店をご紹介させていただくことはできます。

 

ライフホーム設計 お問い合わせフォーム https://lifehome-sekkei.com/#contact

 

横並びのガスの調理機器

現場には、3つ横並びのガスの加熱機器のキッチンがついています。

 

この下に、過去に書いた関連ブログも載せておきます。

よろしければお読みいただければと思います

 

詳しい気密測定の様子

C値で失敗しない注文住宅、気密測定した高断熱高気密の札幌の一戸建て

 

海外の家のリビングは日当たりは関係ない

欧米と日本の間取りの違いは。1、リビングの位置が違う。

 

病気にならない家とは

新型コロナウィルス対策にもなる、お医者さんの住宅で多い間取りは

 

スイッチやコンセントの位置も大事

住みやすい注文住宅はコンセントの位置とバリアフリー設計で失敗しない

 

間取りつくりは家族の意見を聞くことが大事

注文住宅は「家族の要望シート」で間取り設計は失敗しない

今回のブログが少しでもみなさまの住まいの参考になりましたなら幸いです。

最後までお読みいただき感謝いたします。

あなたの間取りがより良くなり、楽しく幸せに暮らせる家が建てられますように。

 

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田中昭臣(たなかあきおみ)1級建築士、宅地建物取引士

建築設計事務所ライフホーム設計」代表

*注文住宅の主としたハウスメーカーで設計を経験し独立。

(建築実績100棟以上、現在も月に2,3棟の間取り設計に関わる)

貴方の想いをカタチに一緒に作る住マイルな住まいを目指しております。

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